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文化の海をのろのろと進む

本、映画、演劇、美術、音楽など、ジャンルを越えて扱う雑食文化系ブログです。更新はマイペースです。雑誌を読む様な気持ちで楽しんで頂ければ幸いです。

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 うしずのです。

 

 暑すぎる夏、皆様いかがお過ごしでしょうか。今年の夏は異常です。お体お気を付け下さい。


 本題に入る前にお詫びです。前回の記事で俳優の滝藤賢一さんのお名前を遠藤賢一さんと間違えて書いていました。失礼致しました。こっそり直しておきました。



 さて今回は、こちらの動画の感想です。


松田聖子「渚のバルコニー」(レモンの季節 ファンタスティック・コンサートより)


 この動画はSony Music (Japan)の公式ユーチューブチャンネルが公開しているものです。

 レモンの季節ファンタスティック・コンサートは昭和57年5月にNHKホールで行われたそうです。



 歌い出しの後「あ~」という困った様な表情をした聖子ちゃん。どうしたのかな?と思ったら続くAメロで声がかすれてしまっていますね。歌い出し直後に喉にアクシデントがあったのかも知れません。でもこういうアクシデント、ハプニングもライブの面白みですからね。

 それにBメロ、サビで見事にリカバリーしてくる所が聖子ちゃんの凄さだと思います。


 笑顔でステップを踏む姿はこれぞアイドルですよ。1980年代の正統派アイドル像は聖子ちゃんが創り上げたと言っても過言では無いと思います。
 あと歌が上手いし、何より印象に残る歌い方ですね。

 声の表情、顔の表情、仕草を含めた表現力も凄いです。「あなたを愛してる」と歌う所は本当に健気で可愛らしいと思います。


 「渚のバルコニー」は昭和57年(1982年)4月21日発売。作詞は松本隆さん、作曲は呉田軽穂さん(松任谷由実さん)、編曲は松任谷正隆さん。ブレーンも豪華ですね。

 リアルタイムで聴いた時、私は子供だったから分からなかったのですが、爽やかな中に意外と大胆だったり思わせぶりな言葉が散りばめられているんですね。


 こんなキラキラした青春を送ってみたかったです。私は松本隆先生の詩に触れると「この詩の世界で生きてみたい」と思ってしまうんです。
 でも、ですね。分かっているんです。十代の頃の私にこんなキラキラしたシュチュエーションが訪れ、聖子ちゃんみたいな素敵な女性が現れたとして、自分には到底釣り合わない事。この「渚のバルコニー」という作品は天才達が創った眩し過ぎる夢なのです。

 

 

 

 

 最後まで読んで下さり、ありがとうございました。