ご訪問ありがとうございます。
うしずのです。
2024年7月2日に加筆修正させて頂きました。
前回に引き続き、第8回 横浜トリエンナーレの感想です。ちょっと間が空き過ぎました。ごめんなさい。
今回は2か所まとめさせて頂きます。
まずは旧第一銀行横浜支店です。
サブカルっぽいノリで楽しげなコーナーもあったんですけど、私的にはちょっとハマれなかったです。
という事で次はBankART KAIKOです。
オサレな建物ですね。私、横浜市民ですけど初めて来ました。
こちらではパピーズ・パピーズさんというアーティストの作品が面白かったです。
最近、見かける機会が少なくなってきた印象のペッパー君。一体うなだれてフリーズしていましたけど、柱の後ろにもう一体いて計2体で作者の方のアバターとなり、来場者とコミュニケーションをとったりダンスを披露したりしていました。
ペッパー君の「ふしぎなおどり」でMPを吸い取られました(嘘)。楽しかったです。
こちらもパピーズ・パピーズさん作。手指消毒剤がでる機器が並んでいる作品。
イミテーションなのかな?と思って、下に手をかざしたらシュッ!と消毒液が出たので、ちょっとびっくりしました。「作品」として展示されていると日常見かける物でも少し違って見えるから不思議です。
あとトランスジェンダーの歴史を展示した作品もあったらしいのですが、それがどこにあるのか分からなかったです。もっと堂々と展示したらいいのにと思ってしまいました。
他に無料の会場やトリエンナーレに連動したイベントがあって観に行きたいなと思っていたのですが、私、会期の最終日に日頃の疲れがどっと出て動けなくなってしまいました。
横浜美術館、旧第一銀行横浜支店、BankART KAIKOと3つの会場を観ただけの総評です。今回の横浜トリエンナーレは社会問題に関する作品が多かったんですけど、そのせいで理屈っぽくなっちゃいましたね。もっと直感的に楽しめる作品があったらなと思ってしまいました。
アートで社会問題を取り扱う事の難しさも感じました。テーマにした問題について説明的であるとアート的では無くなってしまうという点です。そもそも説明出来る事をアート作品にする必要があるのか?と、なってしまいますし、だからと言って説明が無ければ、理解してもらえず問題提起にならないという所ですね。
その点に関しては横浜美術館に展示されていた尾竹永子さんの「福島に行く」という作品はルポでもあり、アートでもある良い作品だったと思います。私の中では第8回横浜トリエンナーレでのベストは「福島に行く」でした。
会場別でも横浜美術館が一番楽しめました。
今回の横浜トリエンナーレはアートは社会問題をいかに表現するか?時代をいかに表現するか?という問いを与えてくれたのではないかなと思います。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。