知らぜざる田んぼ作業~畔シート補修は、超しんどい | はるかぜのきみ通信

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 田んぼの雪が消え、暖かくなってきました。田んぼ作業には、知らぜざる、しんどい作業がたくさんあります。
 今回は、その一つである畔シートの補修。この田んぼは、近所では一番広い棚田で2.2反あり、今年、私が初めて田植えをします。
 当然のことながら、水田のまわりは、水が外に流れ出ないような措置が必要です。昔は、田んぼの周りに土手を作っていました。代掻きをした後、どろどろ土を畔に寄せ集め、鍬で形を整えていきます。「畔付け」と言います。どろどろの土は、大変抵抗が大きく、超しんどい作業です。畔付けの代わりに田んぼの周りを囲むプラスチック製の畔シートが考案されたようです。何年も腐ることはないので、一度設置すると畔付けをしなくても済みます。(トラクターの後ろに畔付け作業をしてくれる機械もありますが、高価です。作業依頼すると1m1000円なり。)
 ところが、トラクターで田んぼ周りを耕運していると、シートを壊してしまうことがあります。また、シートが内側に倒れてしまうこともあります。それを適正な角度に整えるのが今回の作業内容です。
 
 それでは、作業内容を説明します。これは、トラクターの爪でシートが壊されてしまった様子。まず、管理機でシートぎりぎりを耕し、スコップで土を掘りやすくします。田んぼの内側からシートにそって土を掘り上げていきます。
 
 シートを取り去ったところ。シートを取り去ったところには、一旦、土を戻していきます(次の作業)。向こう側は、これから掘り上げていきます。
 
 シートを取り去った後に土を入れます。足で一歩一歩踏み固めて、この後のスコップでシートを設置する斜面をつくります。 
 
 先ほど踏み固めた地面にスコップを突き刺しながら約80度くらいの斜面を掘っていきます。(最初に掘り起こし、埋め戻して、また掘るという作業です。)向こう側は、これからスコップを突き刺していきます。
 
 斜面にシートを合わせて、土をかぶせて、踏み固めます。シートの裏側にも角度調整のための土を入れる必要があります。
 
 シートは、1枚1.2m。それをつないで数十メートル。

 
 田んぼの隅は、トラクターが畔シートを破壊しやすいので、カーブになるように慎重に作業。しんどい目をした甲斐があり、きれいなカーブが出来上がりました。やれやれ。昨日と今日の午前中の作業でなんとか田んぼ1枚の畔シート補修が終わりました。