今年1月に33歳1か月で大往生を遂げられた王子動物園のホッキョクグマ、ミユキさん。
去年の冬至の日の様子。
そして3月末に亡くなったジャイアントパンダのたんたんさん。
(残念ながらリアルでお目にかかったことがないので、写真はありません)
久し振りに王子動物園を訪問する機会に、お花を供えることにしました。
よく前を通るけど入ったことがなかった近所の花屋さんに初めて入り、店番をしていた店主らしき60代ぐらいの女性に
「小さめの花束を2つお願いします。1つはヒマワリをメインに、もう1つは濃いピンクの花をメインに」
とオーダーしました。
Xのタイムラインを見ていると、たんたんさんにはヒマワリを献花する人が多かったようなので「たんたんさんと言えばヒマワリなのかなあ」と。(ヒマワリとの所縁についての詳しい話は後でこちらで知りました)
ミユキさんに関しては、「灘の貴婦人」と呼ばれていた方なので、何となく濃いピンクの花が合いそうだなあと。
花束の作業中に
「(お相手は)女性の方ですか?」
と聞かれたので・・・
私「実は動物さんなんです。王子動物園のたんたんさんと、シロクマのミユキさん」
花屋さん(以下・花)「あら、亡くなったんですか。最近?」
私「たんたんさんは3月末に、ミユキさんは今年1月に」
花「そうなんですか。私は動物園には子供が小さかった頃以来行っていないなあ」
私「私は推し動物がマヌルネコなので(と、バッグに付いていたポリーちゃんのアクキーを見せる)、最近よく行くんですよ」
花「へえー。マヌルネコって凶暴なんでしょう?」
私「まあ、性格は獰猛ですねえ。でも、かわいいんですよ」
花「かわいくても凶暴なんでしょう?」
私「まあ、肉食獣ですからねえ」
花「砂漠に住んでいるんでしたっけ」
私「砂漠と言うか、岩山ですね」
花「どこか外国の・・・」
私「ええ、モンゴルとかチベットに住んでます」
という感じで、花屋さんはある程度マヌルネコについて知っていたようでした。
「凶暴である」という情報をどこかで見聞きして、よほど強く印象に残っていたのかしら
そんな会話をしつつ花束を作ってもらい、いざ王子動物園へ。
エコバッグに入れて持ち運んでいた花束をチラ見せすると、こんな感じ。
そして王子公園駅の改札を出た所には(そちらの写真は撮っていませんが)
「現在、王子動物園にジャイアントパンダはいません」
と張り紙がされていました。
(亡くなったことを知らない人が来たりするんでしょうねえ)
入園し、入り口近くのフラミンゴさんを見つつ・・・
(若鳥さんを探しましたが、もうすっかり成鳥になったのか、見分けがつかずw)
今回は一番最初にパンダ舎に向かいます。
上り坂の途中にこんな張り紙が。
パンダ舎近くの掲示板にはこんな写真。
廊下の壁のこういう表示はご存命の頃からあったものかな?
こんな絵もありました。
ヒマワリのアレンジメントが集められた一角。
献花台に到着し、持参した花束を記録のため撮影。
祭壇に向けて置きなおし、合掌。
(こっちの写真の方が花束の様子がわかりやすいかも)
こちらが祭壇。凄い数の花々。
向かって右側の方には「〇〇パンダ協会」名でのお花もありました。(奥の列の手前右から二番目の白いアレンジメントがそうです)
奥の右端の蘭が凄いなあ。
献花台前にはたんたんさんのファンと思われる女性が3人ほどいて、じっくり写真撮影などしていました。
続いてはホッキョクグマ展示場へ。
ミユキさんの献花台はおそらくもう片付けられているだろうと思ったものの、一応確認しようと思いました。
現在いる、旭山動物園出身のゆめちゃんのプロフィールと、ミユキさんの訃報についての掲示。
ゆめちゃん。ちょうど屋内から外へ出てくるところでした。
時刻は午後2時過ぎで、その日の気温は22度ぐらい。でも体感はもっと暑かったです。
そんな暑さのせいか、出てきてもすぐ屋内に戻ってしまいます。
と思ったらまた出てくる。
また入る。
出身地である旭川では、初夏の気候は神戸に比べるといくらか涼しいようなので、戸惑っているのかな?
ホッキョクグマ舎1階から見たゆめちゃん。
屋内で涼んでいます。
ゆめちゃんが元気に遊ぶ姿が今後見られるのは、神戸の気候にもう少し慣れてからかな?
そしてやはり、ミユキさんの献花台は片付けられていました。
猫長屋とホッキョクグマ舎は割とご近所なので、イーリス君の顔をチラ見しつつ・・・
(詳しいマヌルレポートは後ほど)
ミユキさんへのお花を担当の方に渡しておいてもらうことは可能かな?と思い、まずは案内所へ。
「ミユキさんの献花台はもう終わってしまったようなので、担当の方にお花を渡していただけますか?」
と聞くと、
「そういう件については管理事務所で聞いてください」
とのことだったので、そちらへ。
管理事務所で同じように尋ねると
「動物慰霊碑があるんですが、そちらで献花していただくこともできます」
とのこと。
「じゃあ、そうします。場所はどこでしたっけ」
と尋ねると、管理事務所の偉い人っぽい初老の男性が場所を案内してくれました。
慰霊碑についてはそれまでちゃんと知らなかったんですが、お弁当広場?の一番北側にあるようです。
碑の手前に木箱があり、お花がたくさん供えられていました。
木箱の上に持ってきた花束を置き・・・
慰霊碑に合掌。
その後、花束を木箱に収めました。
たんたんさん、ミユキさん、どうか安らかに。