+11 【フォークリフト技能講習 3日目 実技(荷役)】 | USHiROAD

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+11【フォークリフト技能講習 実技(荷役)】


【3日目】実技:荷役
8時〜18時

はじめにわざわざ前の記事に戻らず住むように、
コースと操作レバー位置の画像貼っときますね。



レバー位置。




この記事から読んで、何のこっちゃと言う方は

前回の記事から読んだいただければと思います。


実技練習2日目は、荷物の載せ下ろしである
『荷役』の練習となります。

内容を正確にに言えば『荷役を含める走行の練習』
なるので、その場でどんどん荷物の載せ下ろしの
練習をするわけではありません。

正直、私はその場でどんどん載せ下ろしの練習を
すると思っており、走行は後からと思っていたので
初めの説明で軽く緊張度が増しました。

しかし、すべてをやるので実技試験の練習が
もうこれから始まっていると思えば
(まあみんな最初からその意識ですが)
一回一回の集中度が違うと思います。

荷役の流れを説明します。

まず前日の練習通り、

コーナーを曲がって荷物である
重さ1tの1mx1mx80cm(計ってないので感覚です)の
四角い鉄の箱がパレットに載ってる台まで行きます。
念の為説明しますと、パレットとは
木製スノコのデカくて頑丈版的なものです。

それが乗ってる高台は、

運動場にあるお手本で体操する人が乗る台より
ちょい高い台をイメージしたら良いです。

停車したらサイドブレーキを引いて、
前後進ギアをニュートラル(中立)にします。
変速ギアはエンストしてエンジンを掛け直すとき以外は
1速のままです。ゴールまで触らない感じでした。
もしかしたら教官によっては違うかもなので
参考程度に。

少し脱線ですが、エンストしてしまい、
エンジンを掛け直す際は、
変速も前後進もニュートラルにしないと
エンジンがかからないので、
何度も練習した後だと

前後進レバーしか触らないのが
悪い意味で癖付いてしまうので、
変速ギアの入れ直しを忘れて
フォークが動かないと言う状態になります。

ただでさえエンストでタイムロスしてテンパってるのに
動かない?何で?頭がパーンとなってしまうことが
あります。

私以外にもいたので心に留めておいていただけたらと。

停車場所へ行く時、低速で荷を載せてるパレットの
センターにフォークの両爪の真ん中が来るように
しないと、微調整が大変で失敗したらエンストの
危険があります。

フォークリフトを止めたら荷役の準備です。

フォーク(爪)を前後に傾けることを
チルト操作というのですが、まず安定させるために
チルトレバーでフォークを平行にします。
(スタート時に手前いっぱいに寄せてるので)
教官曰く、

平行がベストですが最悪少しチルトが
下がっているくらいなら大丈夫
だそうです。

逆に上げすぎると
荷を乗せてるパレットの底に
引っかかる危険があるので上げすぎ注意です。

リフトでパレットの隙間に爪が通るとこまで
上げるのですが、微調整は上げた後。
まずは時短のため一気に上げます。
調整し終わったら必ず指差呼称で
「高さヨシ!」と言います。
本番前の練習で高さを上げすぎてパレットの裏面を
ガリガリ行ってしまった際に、上げすぎと言われたので
気持ち下目のが良さそうです。

と言うのも運転席から見た真ん中の位置(隙間の)は
気持ち上に当たります。私の感覚ですので
自分のイメージと実際の位置を練習の時に教えてもらえる
教官のアドバイスとすり合わせておいたら良いです。

高さが決まったら、サイドブレーキを解いて
ギア前進を入れ、「前方ヨシ!」と指差呼称して
のろのろ気をつけながら前進します。

最初はフォークの先の方にある印ま
差し込んで、15cmくらい台から手前にずらします。

これは2段取りと言って2回に分けて荷を載せて
下ろす手順を行うためです。

理由は、いきなりフォークを奥いっぱいまで差し込むと
先端が奥の荷物を突いて、その荷物が崩れて
そこで作業している人が下敷きになる事故を
避けるためです。

なのでフォークの印まで来たらクラッチ踏んで
ブレーキ踏んで停止、と同時にサイドブレーキ掛けます。
すぐに前後進レバーをニュートラルに。
これで停車完了。

それからリフトレバーちょっとずつ荷を上げます。
5cmくらいあげたら、後退にレバーを入れて
サイドブレーキ解いて、「後方ヨシ!」

フォーク(荷物)と後方を交互に見ながら
(これしないと減点です)
前述の通り、15cm荷がはみ出るまで下がったら
再び停車操作。すぐさま荷物をゆっくり下げます。

おろし終わったらギアを前進に入れてサイド解いて
「前方ヨシ!」で台に当たるくらい前に出ます。
深く荷物に差し込める位置に来たわけです。

教官は台に当たっても何も言わなかったのですが
試験では当てない人が多かったのですれすれで
停めるのが無難かもです。

それで再度、停車操作してから荷物を上げて、
後退手順で、パレットを充分に下ろせる位置まで後退。
あまり下がり過ぎると注意されますので
ほどよい位置で。

リフトをそのまま上げた状態で走行するのは
絶対だめなので、リフトを下げます。

この時、びびって小刻みに下ろしていくと
ガックンガックン車体が振動で揺れまくるので
地面に付かないとこまでひと息に下げます。

これは個人差や車体差があるかもですが、
「一気に下げる」と書かなかったのは、
私は一気に下げようと一気にレバーを引いたら
ガックン!となり慌てて小刻みに揺させて
しまったからです。

お誕生日おめでとうのふー!じゃなくて
下げれる位置までの行程まで来たぜ、
ふうーー。

くらいのゆっくりふーで下げるとスムーズに下がります。

私の乗った車両は講習用にリフトの下げる位置に
印のシールが貼ってあったので下げ終わったら
そこに合わせます。

それからチルトで発車のときみたいに手前いっぱいに
寄せます。これは遠慮はいりません。時短です。

それから再び普通の道へ向かうので、
「右後方ヨシ!左後方ヨシ!」と確認して
ギアを後退、サイド解いてから
「後方よし!」で確認して走行の練習通りに
バックでスタート位置手前まで戻り、クランクを
越えて、荷物を下ろす台の前まで行きます。

荷物を載せると曲がる感覚が若干変わるので、
角から差し込んだ車輪が30cmの間隔をキープ
できるようにハンドルを切ります。

停車作業をして荷下ろしの作業に入ります。
停車したらすぐにチルト(荷物)を平行にします。
それから台より15cmくらいまで一気にリフトを
上げて、「高さヨシ!」「前方ヨシ!」
徐行で前進します。おそらく講習用にパレットに
はみ出す位置印があると思います。
荷物を載せる時に一度ずらしたように、
印があればその位置まで、無ければ20cmくらい
台からはみ出るような位置まで前進して停車。

ここで重要なのは、
下ろす前に必ずチルトを
傾けることです。

これは忘れやすい減点項目なので
教官も口を酸っぱくして言ってました。

よっ、こいしょと下ろすとイメージしたら
忘れにくいと思います。

正確に安全に下ろすためですね。多分。

そこで優しく荷を下ろします。
載せる時と逆再生になりますが、
万が一奥に他の荷物があってフォークの先で
倒さないように浅い位置で荷を上げるため、
フォークの先らへん(多分これも印あります)まで
後退し,(勿論「後方ヨシ!」後に)停車操作。
あとはフォークを上げて、台の白枠の中に
荷物を下げて荷下ろし完了。

フォークが引っかからないように下げた位置を
確認したら、「後方ヨシ!」で、
フォークを下ろせる位置まで後退します。

停車操作をしたら、地面に当たらないように
一気にリフトを下げて、スタート時のように
微調整したらチルトを自分の方に目一杯寄せます。

それからまた通路に戻ってゴールに行くので
「右後方ヨシ!左後方ヨシ!」で確認したら
後退操作をして「後方ヨシ!」で、
走行の練習のときのようにスタート地点に戻って
ようやく終了です。

文字で読むと長く感じると思いますが、
乗ってみると、

結構長く感じます。

やる工程も多いし、走行だけでも注意することが
多い。そしてミスをするので訂正に時間がかかります。
私は毎度降りて教官からアドバイスをもらった後は
パヒャーと疲労を吹き出してました。

これを反復して行ってこの日は終わる感じです。

うまくいった後、一時間後に乗る時は
すっかり忘れたりと、なかなか難しいです。

台に激突、コーナーの木枠に激突、
エンスト、パレットガリガリと
色々やりました。

タイムもあまり伸びないままこの日は終了。

【最終日につづく】