昨日ひたち野地区中学に関する住民説明会が開催され、私も行ってきました。予想はしていましたが、下根中増築ありきの説明、論点のすり替えに終始した内容であり、説明会のやり直しを求める声が噴出しました。
会場での住民の方の声も踏まえ、特に疑問に感じたのが次の点です。
①なぜ積極的に開催を告知しないのか
3000筆の署名が集まった割に来場者が少なかったです。ホームページへの掲載も直前でした。市として、なるべく来て欲しくないと考えているのではないでしょうか。
②下根中の成果は新築の議論と無関係
下根中は素晴らしい教育成果を出している旨、強調されていましたが、分離新設後もその取り組みを継続していけばいいだけの話ではないでしょうか。住民の方からは「現場教職員の努力の賜物であって、教育行政の成果ではないのでは」との質問がありました。
③学校規模と教育の質
男性の方から疑問が投げかけられましたが、文科省のホームページをご覧ください。http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/038/siryo/08120806/001.htm
大規模校には、生徒間交流が希薄になるなど、デメリットが指摘されています。
それにも関わらず、ひたち野地区とは関係の無い、1学年1クラスのような小規模校のデメリットを殊更に強調するのはアンフェアといえるのではないでしょうか。
③人口減少は既定路線か
ひたち野地区の住宅地は余っていないと言う割に、継続的にひたち野地区に住民を呼び込む努力をしていると説明がありました。しかし、中学新設を起爆剤にして住民を呼び込む視点はないのでしょうか、小中一環教育によって先進的な取り組みを行い全市に広める、将来的な学区拡大などいろいろ手法はあると思います。
本説明会の内容は、私のような若い者でもおかしいと思いました。中学新設が必要であるとの思いをますます強くし、闘っていかねばとの決意をした1日でした。