バベル | のんびり。お店とかアートとかのブログ。 人生って誰かとふれあう事。

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新宿御苑前にて 
UHM!!
というダイニングバーを営んでおります。
どなたでもお気軽に一度いらしてくださいませ。
新宿1-31-3 B1F UHM!!
18:00~1:00

自分のお店を出したくて
夢かなってお店だしました。

応援よろしくお願いします。

GYAO!で無料で観れたので今更ながら観てみました。
http://gyao.yahoo.co.jp/ct/movie/>

とりあえず、自分の感じた事をつらつらと書きます。


役所広司の演技が秀逸である。
演技とはその与えられた役にどれだけ近づけるかである。
配役や、インパクト、などで評価すべきではない。

菊地凛子は良かったが、難聴者の形態模写及び勉強不足が
現れてしまっているし、悲劇の若者の傷み、苦しみ、虚しさ、がいまいち表現しきれていない。
それだけ絶好の配役だった。。。

ちなみに、ケイト・ブランシェットはひどい演技だ。
ブラッド・ピットは、彼である必要性が無い。

モロッコの子役の演技もひどい。

しかし音楽は素晴らしい。
映像は、21グラムと比較すると劣ってしまうが良い。


そして、視聴者は映画を知るべきである。
ストーリーや脚本を楽しみたければ、小説を読めば映画以上に楽しめるはずだ。
映像だけを楽しみたいならば写真家等の写真集等を
音楽だけなら音楽家の音楽を

映画は総合芸術である。

個人的に監督は、クライマックスシーンをなんとか繋げ合わせたかったんだと思う。
それだけラストのシーンは素晴らしかった。

視聴者は菊地凛子の役に感情移入し、己の価値観や常識にとらわれずに受けとめてほしい。
異文化を知り、自分が生きている世界がすべてではない事を理解してほしい。

「無知の知」

自分は何でも知ってるような人間でいてほしくない。
自分はまだ何も知らないんだ、それを知っているだけ賢いと知ってほしい。


日本のメディアや、マスコミが視聴者を育てるつもりは無く
視聴者を低能だと評価し、ただ分かりやすい様に表現していれば
日本の行く先は、腐敗、、、、、 分裂 絶望 崩壊 革命 となるであろう。

この映画のテーマは

「世界はみんな迷子」

だと思う。
孤独、虚無感、寂しい
こういった事柄に興味がある人は是非観てほしい。


少しクラッシュと被る所もあるが
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の挑戦的試み、及び配給会社に100点である。

GYAO!で無料で観れますので良かったらどうぞ~ニコニコ