スノーボード、ハーフパイプ。
雪のシーズン、それどころか、冬のオリンピックが開催される時くらいにしかまともに観戦することがないこのスポーツ。
それでも何故か僕は、テレビでこのハーフパイプを観ているうちに、超人的な技を繰り出すオリンピアン達のパフォーマンスにハマってしまう。
そしてそれは必ずしも、技だけに目がいっているのではない。
僕がここでいうパフォーマンスとは、選手が競技にのぞむ姿勢や態度、競技が終わった後の表情なども含んでいる。
特徴的なシーンがある。
選手一人一人、パフォーマンスが終わった後の表情がとても明るい。
大技に挑んで失敗しても、点数が伸びなくても、終わってカメラを向けられた選手は、僕の記憶が正しければ、ほぼ皆、笑顔で手を振っている。
僕の目には、彼らが競技を心から楽しんでいるように見える。
舞台はオリンピック。世界一を決める、勝負の場だ。特にメジャースポーツのオリンピアンに多くみられるが、結果の出せなかった選手はとても暗い表情でインタビューにのぞむ。
そしてカメラの前で、謝る。
この点について良い悪いを言うつもりはないが、少なくともハーフパイプの選手たちは、その点において、とても楽しそうにオリンピックという舞台で競技をしている。
アスリートとして、これ以上ない舞台で自分の限界に挑み、ギリギリを攻め、それを楽しむ。
語弊を恐れずにいえば、彼らにとって結果とは、お土産程度なのかもしれない。
一度話を聞いてみたい。
彼らにとってオリンピックとは、どういう場なのか。もしかしたら僕の考えとは違っているかもしれない。
だが少なくともテレビで見ている僕は、彼らが真の"オリンピアン"な気がしている。