文脈の世界を再訪する | 「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

潜在意識の働きで、あなたは「スーパーなあなた」になるのです。そのための素材・方法も実はあなたの手元にすでに多くあります。ここでは、あなたがそれを見出し、活用するお手伝いをいたします。胎児(あなた)は、胎児(あなた)の夢により進化します。

懐中温泉です、

 

あなたも、なじみがあると思います。

 

 

起承転結

 

文脈の骨格とも言えるものです。

 

文の脈

 

脈は脈拍の脈であり、血管の通る管であり、

細く長く続いていくものです。

 

過去から続いてきていて現在も続き、さらに

将来への希望でもあります。

 

脈がある

 

これが文章にも通じる。

 

あらかじめ文脈がわかっていれば、文末、そして

次に来る文脈を予測できる。

  

自分の知っていることをもって、興味を持ちながら、

予測し、期待できる結果までたどり着くようにしてある

 

そのような文章が、いわゆるわかりやすい文章と

いうことになります。

 

自分の知っていること(過去)からポイントポイントで

興味をひかせ(現在)、さらに予測をさせ、期待できる

結果まで(未来)もっていかせる。

 

読み始めて、気がついたら最後まで読んでしまう。

 

スラスラと。

 

これはわかりやすい、となる。

 

この最初から最後までの流れがあるのが、

 

文章の脈絡

 

文脈です。

 

そして、戻りますが、この文脈の構造こそが、

起承転結、なのです。

 

起承転結にはその小さい世界があるといってよい。

 

もともとが、

 

江戸時代の文筆家で歴史家の頼山陽という人が

いました。

 

彼が漢詩の書き方のコツを門弟から訪ねられて、

即興で答えたのが、この起承転結、ということでした。

 

ずいぶんと粋な人だったと思います。

 

(起) 大阪本町 糸屋の娘

(承) 姉は16 妹は14

(転) 戦国大名は弓矢で殺す

(結) 糸屋の娘は目で殺す

 

文脈に沿っています。

 

しかも、結ではハートレベルではありますが、

殺傷能力さえある女性の目線を印象づけます。

 

その糸屋の娘は江戸時代の人ですから

今はいないのですが、時空を超えて今でも

そのキラリと光る眼がイメージできる。

 

漢詩で表現すると漢字20文字で表現されてしまう。

 

日本語でひらがなやカタカナをまじえながら意味の

ある文章にしていくと、もう少し長い文章にはなる

でしょう。

 

それでも1つの記事、たとえば文章の要約として

300字ないし400字、行数では10行から12行くらい

であれば、文章を読み慣れている人からすると

スラスラと一気に読める分量です。

 

とくにこれが、一定のフォーマットに基づいて記載

されている文章

 

なんらかのプロジェクト申請書

 

などとなりますとその審査委員は、申請書の冒頭

にあるこの要約を読んで本文を読むかどうかを

判断することになります。

 

要約ですので、本文もまた起承転結がとれている

ことになる。

 

スラスラと読める文章であることを予告するもので、

ふむふむ、どれどれ、となるわけです。

 

最初に予備知識を入れ、ブリーフィングをすませ、

知っていることをもとに、文章の流れに入るのです。

 

スラスラと読める。

 

水泳で言えば、川の流れに沿って、あるいは海の

潮流にのってスイスイと泳げる。

 

で、気づいたら最後まで読んでしまった。

 

どこかでつかえたりせず。

 

これがわかりやすい。

 

「そうこなくちゃ。」

 

「こうでなくては。」

 

また、読んだ後になんらかの学びがあり、興味を

ひかせるものがある。

 

未来になんらかの希望を抱かせる。

 

小なりとも。

 

それが理想です。

 

もちろん、毎回そのような文章を書くというのは

むずかしいでしょうが、少なくともそれを目指す

という姿勢は必要でしょう。

 

起承転結の世界。

 

文脈の世界です。

 

あなたも覗いてみましょう。

 

 
ご精読ありがとうございました。
 
懐中温泉