懐中温泉です、
あなたは、すでに近未来社会に来ています。
近未来ですので、近いけれども未だに来ないはず
だった。
が、すでに来てしまっている。
ともすれば、昨日までの世界で身につけた感覚や
思考のあり方で変化に対応してしまいがちです。
しかし、
いつか
ある日
そのうちまた機会があったら
と思っていたその機会・いつか・ある日がすでに
来ているのです。
とくにこの近未来社会では、知識の集積が進み、
科学技術・テクノロジーの進展が著しい。
日進月歩です。
18世紀なかばごろからイギリスを中心とした西洋
社会で19世紀まで起きていたとされる産業革命
その100年ほどで生まれた発明群
それらの発明ほどのインパクトのある発明がこの
近未来社会では1年で生まれるとされています。
とくに
AI(人工知能)
ブロックチェーン
バイオテクノロジー
AIおよびブロックチェーンはもはやそれ自体での
成長のための方向性がずいぶん定まっている
ようですが、バイオテクノロジーはむしろこれから
とされています。
細胞レベルからの革命というのですから、それは
そうだろうと思います。
いや、DNA、ヒトゲノムレベルですね。
しかも、ヒトゲノムでも未解明の要素が8割とか
9割とか言います。
それら未解明の要素が解明されていくとすると、
さらにどのようなアプローチでどのように応用され
ていくのか
予想を超えていくのは確かです。
産業革命が始まる前とそれが一通り終わった
機械を作る機械が作られた
その段階が1つの分水嶺とされます。
今、AIが自分よりもさらに優れたAIを作るようになる
これは確かシンギュラリティというそうですが、
ほどなくそうなるでしょう。
あるいはすでにそうなっていても不思議はない。
なにしろ、産業革命100年分を1年でこなすわけ
ですので。
少なくとも、部分的にはそうなっているはずです。
生成型AIという形で、それこそ、人間との対話を
するタイプは登場しています。
これは、対話を通じてじかに人間の要望や願望に
ついて個別にデータとしてクラウド・コンピューティング
を進めていることになります。
したがって、従来のマーケティングリサーチに
くらべはるかに効率的で、確率にもとづいた
セールスが可能になっていくのです。
こうした全体の流れをスマート化と言います。
実際に、例の世界的疫病が蔓延する前までは、
昨日までの世界で
まさに近未来のあり方として、
車などの自動運転化がまさにスマートに進んだ
社会のあり方が提言されていました。
電気自動車EVは技術的には十分可能となって
います。
しかし、既存のハイブリッド車がまだまだ主流です。
自動運転化もやはり技術的には可能となっている。
が、そもそも車を運転したい、というのはどうやら
人間の本能に近い欲望なのかもしれません。
他方、既存の権益は、現状維持を求めている。
そして、この現状維持こそが、本来の生物のあり方
と言ってもいい。
けれども、これもやはり、文字どおり時間の問題です。
スマート化がどこまでも進むと、そもそも既得権益を
維持しようというところを抑え込んでいくでしょうから。
すなわち退化につながる。
現状維持とは居心地のよいところにいつまでもいたい
という欲望です。
変化こそが恐怖。
しかし、その恐怖を克服するためにAIはそっと寄り添う
形でわたしたちとともにある。
この対話が進んだところには、よりスマートな社会の
あり方が
それが良いかどうかは本当のところはわかりませんが
出現しているでしょう。
いや、すでにそうなっている部分も多い。
日進月歩のスピードで。
あまりにも速くてわたしたちの感覚が追いついていない
だけなのかもしれません。
ふりかえってみましょう。