屋根裏部屋からの出発 | 「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

潜在意識の働きで、あなたは「スーパーなあなた」になるのです。そのための素材・方法も実はあなたの手元にすでに多くあります。ここでは、あなたがそれを見出し、活用するお手伝いをいたします。胎児(あなた)は、胎児(あなた)の夢により進化します。

懐中温泉です、

 

ご質問をいただきました。

 

 

「屋根裏部屋では想像力を働かせないと生活が

厳しいのでしょうか。」

 

確かに、『赤毛のアン』のアン・シャーリーも、もとは

孤児院にいて、そこではすでに子守などをしていた

という設定です。

 

子守から一般には、徒弟奉公や女中として雇い主

の住まいに住み込んでスキルをアップさせていく

というのが彼女の暮らす19世紀末のヨーロッパ

でした。

 

いや、全世界的にもそうだったと言えるでしょう。

 

奉公人は屋根裏に住む、住まいをあてがわれる

というのが常識だった。

 

奉公人であれ日雇いであれ、自分の労働力を売る

ことで雇い主から衣食住や小遣い程度のお金を

もらう。

 

住みこみというので食事も提供され、お仕着せと

いって衣服もあてがわれ、またねぐらを与えられる。

 

ねぐら

 

寝蔵(くら)

 

日本もそうだったと思いますが、とくに家畜という

労働力がきわめて重要であったヨーロッパ

 

その家畜の世話をするというのが奉公人の役割

でした。

 

カナダも長らくコモンウェルスとしてイギリス領の

一郭をなしており、またフランスの植民地であった

過去もありますので、要するにヨーロッパです。

 

アンのいるプリンス・エドワード島はもともと英国領

でしたのでその文化圏と言えます。

 

そこでは奉公人のねぐらとは屋根裏と決まっていた。

 

『赤毛のアン』の始まりとは、そもそもが、グリーン

ゲイブルスに住む兄と妹とが、兄マシューが高齢で

農作業が大変になってきたので、住みこみの男子

を孤児院からもらい受けて手伝わせる

 

そのアイデアです。

 

男子労働力を住みこみの奉公人としてあっせんして

もらうことになっていた。

 

ところが、間に入った人の勘違いで、アン・シャーリー

という赤毛で細い身体の想像力を駆使させた

おしゃべりが好きな女の子が待ち合わせの場所で

待っていた、というわけです。

 

馬車で迎えに来たマシューは驚きましたが、判断は

妹のマリラにまかせようと、彼女をグリーン・ゲイブルス

まで乗せていく途中彼女のおしゃべりにすっかり

魅了されていく

 

そのようにして、彼女は屋根裏に住むようになり、

そしてそこはまさに彼女の想像の世界を構築するには

ふさわしい場所でした。

 

その後の物語の進行としては、彼女は奉公人として

扱われることはなく、農作業もあまりしていない感じ

です。

 

それは別の雇い人を入れたようで。

 

彼女はその兄妹の世帯の養女のようにして育ち、

教育を授けられて、彼女の想像力をフルに発揮して

いくことになる。

 

そのようなことを考えながら、私も屋根裏部屋で

過ごすうちに、ずいぶん慣れてきています。

 

まず、天窓にクッションをはめ込むようにして光を

遮ることがだいたいできています。

 

重力には少し逆らう感じですが、クッションも

うまくおさまる。

 

戸外での大声の話もしているのかもしれませんが、

やはり外のできごとですので、どうしようもない

とあきらめることができる。

 

クレームをつけておさまるのであれば、クレームを

つけようと注意を向け続けるのでしょうが、天気や

自然現象のようにクレームをつけてもしかたがない。

 

そこには注意を向けない

 

慣れてきました。

 

あとは木造家屋でないので、換気は意識的におこなう

必要があります。

 

空気の循環が適切でないと、酸素が欠乏しがちです。

 

とくに睡眠には好ましくない。

 

もっとも、今は夏なので、天窓を少しあけて外気を

取り入れるのが苦ではない。

 

冬はどうなるのかな。

 

少なくともイギリスではセントラル・ヒーティングが

普及しているので、暖房器具は小さい電気ストーブ

くらいが必要かもしれない程度です。

 

ということで、なれてくると快適かもしれない。

 

何よりもアン・シャーリーのように想像を働かせる

ということもいつもよりやりやすくなっているような

気がしています。

 

気がする、というだけで事実ではないのかもしれ

ませんが、その、気がする、というのがポイント

なのでしょう。

 

とはいえ、1週間だけなので、そういう気楽さも

あります。

 

あなたも、もしも屋根裏部屋で滞在する機会が

あれば、このように楽しめるかもしれません。

 

想像してください。

 

屋根裏部屋からの出発です。

 

 
ご精読ありがとうございました。
 
懐中温泉