懐中温泉です、
ご質問をいただきました。
「不老長寿のフォーミュラとはどのようなもの
でしょうか。」
古今東西で、不老長寿の秘法とされるのは
早寝早起き腹八分
です。
これが意外にむずかしい。
とくに腹八分というのが。
人類が農耕を発明する以前は、もっぱら狩猟や
漁撈、果実の採取などで、不安定な食物確保
を余儀なくされてきました。
目の前にある食物ーエサを食べられるだけ食べる
次にまたいつ食べ物にありつけるかは完全に予測
できない。
毎食毎食が大事ですので、飽食がモットー。
腹八分なんて贅沢なこと。
そういうわけで腹八分というのはゆとりがないと
できない。
もっとも、現代社会では、栄養のクオリティを
考えなければ、カロリーで言うなら十分すぎるほど
の食事を簡単にとることができるようになりました。
農業が発明されたからです。
また、食品産業が発展し、冷凍技術も起こり、さらに
今後はバイオテクノロジーの発達により、健康に
良いような栄養摂取が追求されていくものと
思います。
してみれば、お話ししているX-Cutは未来志向の
不老長寿法ということにもなりそうです。
他方、あらかじめ言っておきますと、伝統的な
不老長寿法である、早寝早起き腹八分の、先の
早寝早起き、もまたとくに現代社会ではむずかしい
ものとなっています。
過去であれば、とくに発明王エジソンが電球を発明
する以前は、太陽が沈めばあたりは暗くなり、まさに
月夜の晩でもないと夜は真っ暗でした。
しかし、現代社会は違います。
経済のグローバル化により24時間体制で世界の
経済は動き続けています。
テレビは24時間放映されていますし、なによりも
インターネットが稼動し続けています。
コンビニや24時間営業のスーパーマーケットも
煌々と照明をつけています。
枕元に置いてあるスマホで友だちとSNSを通じて
深夜まで連絡をとりあう。
業務連絡と日常会話の間のような
または
夢か現か幻か
スマホからの電磁波の影響だけでなく、家電製品の
放つ光が、完全な暗闇となるのを妨げます。
良好で深い睡眠に導く睡眠ホルモンであるメラトニン
これは体内小器官である松果体から分泌される
ものでもありますが、少しでも光があると、分泌が
なされなくなってしまいます。
目隠しをしていても、肌で光を感じてしまうだけで
メラトニンは体内から出にくくなる
眠れない
というわけです。
反対に、部屋を真っ暗にして、メラトニンが大量に
ホルモン分泌され、良質な睡眠をとれれば。
早寝早起きも自然にできるようになります。
その睡眠中、とくに午前0時から午前2時までの間
いわゆるシンデレラ・タイム
あのおとぎ話のシンデレラがお城の舞踏会から
急いで帰らなくてはならない時刻
午後12時または午前0時
この時間を過ぎると魔法が溶けてしまう
こちらの場合は、むしろ魔法のような効果が体内で
成長ホルモンの分泌によって起きるのですが。
疲労回復
美肌
豊かな髪
身長の増進
また日中のさまざまなストレスによりすっかり消費
してしまった、意志の力という貴重な資源のチャージ
これらが寝ている間に満たされます。
まさに魔法のような。
ただ寝るだけで。
これもまた、栄養補給の点で腹八分に良い影響を
もたらします。
今回はすでに紙面がいっぱいになりましたが、
感覚だとぼやけてしまいあいまいな不老長寿法
である早寝早起き腹八分を、しっかりと数値で現した
フォーミュラ
それが不老長寿のフォーミュラとして確立しています。
その内容については次回までお待ちください。
待てない、というのであれば、過去の記事でも
ずいぶんお話ししましたので検索してみてください。
