懐中温泉です、
あなたに2週間前にお伝えした、アルコール分
96％のポーランド産ウォッカ、スピリタス。
アルコールは水よりも軽い。
だから、ガラスのボトルに入ったスピリタスは
500cc入りのものでも、持ち上げると不吉なほどに
軽い。
それを使って、薬草ハーブチンキを作りました。
薬草ハーブの中でも最強と言われる
ニンニク30片
ショウガ4片
トウガラシ30本
タマネギ4個
さらに、セロリ4本
一般のハーブよりも、薬味というか野菜では、と
思われるでしょうが、むしろ、私たちは賢くも、
薬味、野菜として、身体によいものをとってきて
いるわけです。
医食同源
これらを刻み、ミキサーにかけドロドロにする。
できあがったものは、小気味よいほどにオレンジ
で、さぞかし辛そうです。
いずれ、トウガラシ・チンキも作りますので、
それはさぞかし真っ赤になるでしょう。
考えただけでも体内ホルモンであるエンドルフィン
が出て、モルヒネと同じ鎮痛作用とともに
ウットリとした気分になります。
これを広口ガラス瓶（2リットル入り）に入れ、
そこに、くだんのスピリタスを流し込みます。
前はリンゴ酢でやりました。
ちょうど瓶の半分強です。
その後は蓋をして、冷暗所に。
あまり考えずに、冷蔵庫の野菜庫にいれました。
毎日撹拌のために瓶をふっています。
そして、その間いろいろありましたが、2週間
がたち、開封の儀となります。
ガスなどがたまっているのでは、と思った
のですが、とくに何もなく、蓋を開けました。
それをコーヒーと同じペーパーフィルターで
漉していきます。
ポトン、ポトンとやはりコーヒーと同じように
水滴が落ちていきます。
もちろん、コーヒー色ではなく、透明というか
クリアな、薄橙に薄緑が入った色
まあ、ウォッカですので。
これがガラス瓶の底にたまっていきます。
分量は450ccくらいと予測していて、また
あらかじめ100円ショップでその容量のガラス
瓶を売っているのを見つけ購入していました。
実のところは、瓶の色はダークで、透明では
ない方が望ましいと後で知ったのですが、
保存場所が冷蔵庫内なので、今回はこれで
いきます。
リンゴ酢やウォッカの他にオリーブオイルなど
オイルで作るハーブ・チンキもあるのですが、
今回は控えます。
オイル・チンキだとその耐用期間は1年とされ
ています。
そして、ウォッカは永久。
とくに今回のようにアルコール度数が96％とも
なると、悠久に使えるのではないかとさえ
思います。
味についていえば、ウォッカだけを飲むよりも
むしろ飲みやすい。
もちろん、それはあくまでも相対的なもので、
やはり劇的に辛いし、カーッとするしで、とても
たくさん飲めるものではありません。
薬として服用する分には飲み込むことができる
というレベルです。
それでも、もともとが薬味ですので、味自体は
悪くないと思います。
そのため、チンキに漉した後の残りかすは、
見た感じでも美味しそうです。
これを捨てずにやはりカレーにしようと思って
います。
「なんだかチンキを作るたびにカレーになって
いるのでは？」
「しかも激辛で。かえって身体に悪いんじゃ？」
と、ちょっと心配される向きもあるかもしれません。
まあ、確かにカレー専門店の激辛カレー並の
辛さではありますが、味そのものは美味しいです。
本場インドのケララ地方ではこんな感じのサラサラ
カレーなんではないか、などと考えながら食べたり
しますし。
少なくともリンゴ酢はうまくいきました。
今回はウォッカです。
リンゴ酢の方はチキンでしたが、こちらはポーク
などでいけるのではないか。
ヨーグルトなども入れて。
また、ナンプラーも合いそうです。
コーカサス風ポーク激辛カレーといった感じに
なるでしょうか。
次はトウガラシ・チンキです。
これはどうなるのか。
またご報告しますので、しばしお待ちください。
