懐中温泉です、
あなたも、身をもってジワジワと感じ始めて
いるでしょう。
どうやら現在、世界に蔓延しているウィルスは
私たち人類の宿痾（しゅくあ）となりつつある。
宿痾とは、つまりは持病です。
持病であり、宿痾であるため、前々から
かかっていて，治らない病気ということ
です。
一言で言うと、風邪。
邪（よこしま）な風。
同じことですが、風が邪である。
風とは空気の流れですので、常に発生し、
空気の循環は地球を覆う、私たちが生存
できる成層圏の中で絶えず起きている。
でないと死んでしまう。
息ができなければ死んでしまいますので。
風邪を引くと言います。
この表現は、あなたが風邪を引き寄せる、
というものです。
向こうからやってくるのでもありますが、
どちらかというとあなたが引っ張ってくる
という感じですね。
引力がはたらく。
ちょうど私たちが地球に引っ張られて
地面にあり、地球表面をおおう薄い気膜
である成層圏の中に安心して暮らせる
ように。
その空気の流れにまじっている邪悪な存在。
それを風邪といい、あなたは、ある驚くべき
事実を思い出します。
風邪を治す薬はない。
そして、それは、次の事実をも
思い出させるのです。
あなたが寝て治せない病気は、治せない。
お医者さんも、薬も、あなたが自分で寝て
自分で病気を治すのを助けるだけ。
結局、あなたの病気は自分で治すしかない。
ということです。
そのための免疫力なのです。
だから、一般に風邪薬として薬屋さんで
売られていたり、病院で処方されるお薬
というものは、症状を抑えたり、対する
ものであって、治すものではない。
治すのはあなた自身だからです。
そして、何よりも、病気ですので、
病（やまい）は気から。
気といったら、風と同じ、空気のことで、
風邪の流れを生むもの。
そう、だから、自己治癒しかないので、
風邪の薬は存在しない。
現在、世界を席巻しているウィルスの
治療薬も、その意味では、風邪の薬が
存在しないように、いくら求めても
無理なのかもしれません。
自己治癒しかない、とすれば。
自分で自分の病気を治すしかない、
とすれば。
先ほど、宿痾、といいました。
宿痾は持病で、前々からかかっていた。
ということは昔からいた。
ただ、特に悪いことをしなかった。
それがなぜか突然悪くなり、暴れ出した。
あたかもサザエさんの夫のマスオさんが
人生のステージが変わったのか、
中年の危機に直面し、豹変したかのように。
国民的ファミリーであるサザエさん一家。
説明するまでもないと思いますが、今は亡き
長谷川町子さん原作の『サザエさん』
サザエさんの父親である磯野波平さんが
構える一戸建ての家屋に、妻サザエさんと
息子タラちゃんとともに、良き夫良き父として
暮らすマスオさんです。
サザエさんの母親である磯野フネさんとも
仲はきわめて良好。
そして、漫画やテレビアニメの作中人物である
ため、時代や社会が変わっても本人と周囲の
人たちは永遠に年をとらない。
そこだけ時間が止まったよう。
そのため、マスオさんもいつまでも穏やかな
聖人君子のようである。
が、なぜか、本来の意味とは違うが、
君子豹変。
天使、エンジェルのような存在だったのに、
地獄の天使、ヘルス・エンジェルとなる。
素肌に腕のところを切った皮ジャンを羽織り、
縁のとがったサングラス。
髪を伸ばしてバンダナで結わい、ハーレー
ダビッドソンにまたがり、仲間達と暴走を。
ヘルズ・エンジェルスです。
中年の危機の反動でしょう。
そして、コピーをあたりに沢山作って、
次々と伝播。
そのような状態が今、細胞レベルで世界中の
人々の体内で起こっている。
どうしたのか。
そのメカニズムは。
実はそこらへんは細胞内小器官である
ミトコンドリア、この場合は磯野フネさんとの
関係が深い。
と、ここで再び紙面が尽きましたので、
続きは次回。
あなたには、まず思い出してほしい。
自分の身体は自分で治す
ことを。
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