懐中温泉です、
あなたも魔法の１つや２つは使えるでしょう。
このように言うと、
「いえ、私は魔法なんて使えません。」
「こんな科学の進んだ時代に、魔法なんて、
ありえない！」
と即座に否定されるかも知れませんし、
「実は、私は魔法使いです。」
とこっそり打ち明けられる可能性もある
と思います。
実際のところ、魔法というのも相対的な
ものです。
現代社会のテクノロジーは、少し前の人から
すると、完全に魔法としか思えないような
ことを私たちが何気なく行っているかの
ごとくに見せるでしょう。
たとえば、スマホ、すなわちスマートフォン
の画面をタッチパネルで作動させる。
これなどは、たとえば、日本の平安時代、
今から1000年とかの昔、貴族が手に持った
短冊に何かサラサラと書き込み、それを
家来に渡す。
すると家来が動いてそこに書かれた要望を
果たす。
機械や電化製品のまったくない時代のこと
ですので、たとえば、その短冊には、想いを
寄せる異性への思慕を和歌にしてしたためて
あり、メッセージ文となり、相手に届く。
相手もそれを読み、やはり短冊にサラサラと
返歌を書き入れ、家来に渡し、家来は
貴族に届けるためにメッセンジャーとして
走る。
相手がどこにいるかによって、何分とか、
何時間とかかかる。
ときに何ヶ月とか。
今ですと、ほとんど同じ動作をしている、
やはり手の平に載せた短冊状のものに
タッチパネルに指で、またはスタイラスペンで
書き込む。
ただ、書き込むのを待ち受け、受け取り、
相手に届ける家来というのはいらない。
そのままメッセージとして相手に伝わるから
です。
しかも、やはりそのまま、あなたはその短冊を耳に
あてて相手と会話を始めたりする。
あるいは、お好みでテレビ電話をする。
1000年とか前の平安時代を持ち出さずとも、
たぶん、20年前でも、ほとんど魔法として
映るでしょう。
とはいえ、こうしたことは、誰でも、またさほど
大きな代価を払わずに可能となっている。
「魔法っていうか、単に便利になっただけ
なんじゃないの？」
「それがハイテク、っていうわけで。」
世の中が進んだ、と言ってしまえば、確かに
その通りです。
しかも、今後、現時点の私たちから見ても
奇跡であり、魔法としか思えないような
ことがらがごくあっさりと、すんなりと
現実のものとなっていくでしょう。
実際に、日々の進歩が著しく、たぶん、完全に
は消化できないままに過ごしているという
状態だろうと思います。
が、ここで言う魔法とは、あなた自身が持つ、
魔法のことです。
魔法というと大げさとすると、あなたの
思い通りにするための、そうですね、
やはり魔法というかおまじないというか。
イメージ実現能力。
予感が当たる
いや、もう
コツ
くらいでも。
他の人からすると、ちょっと魔法にしか
見えないようなことがあなたには大して
苦も無くできてしまう。
むしろ、あなたからすると、他の人がなぜ
できないのか不思議なくらい。
誰でもそういう能力は備わっています。
ただ、社会全体として、科学技術やテクノ
のみならず。システムが合理的にすすみ、
そのような個人レベルの抜きんでた能力は
必ずしも発揮できなくてもすむようになっている。
そのように考えることはできるでしょう。
基本は、日々の習慣として、ルーティーン
としてパターン化させた一連の作業を
行う。
誰しもマニュアル通りに遂行すれば達成
可能。
しかし、それでも、ご飯でいえば、そこに
ふりかける、ふりかけ
あったかいご飯にかける、のりたま
そのような感じでやはりあなた自身の
インスピレーションだったり、オリジナルな
能力を発揮する余地は十分に残されて
いると思います。
見方を変えると、メインのご飯に対しての
ふりかけ程度、となってしまうかもしれません。
しかし、人はパンのみにて生くるにあらず
これと同様に、ご飯のみにて生きるにあらず、
です。
ふりかけが必要。
あなただけの。
だから、もしもあなたが、あなたオリジナルの
能力というか、魔法が見つからないでいる
としたら、今後、テクノロジーの発展がますます
早まります。
その中でこそ、あなたの魔法を人生や日々の
生活というメインのご飯にかける魔法が
必要でしょう。
魔法というふりかけが必要なのです。
もしもあなたがあなただけの能力を見出せない
でいるとしたら、
これから見つけるのでも遅くはありません。
見つけましょう。
あなたの魔法を。
人生のふりかけを。
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