懐中温泉です、
あなたも人間です。
ときに凹むこともあるでしょう。
人間だもの。
詩人の相田みつをさんも言ってます。
しかし、常に凹みっぱなし、という
わけではないでしょう。
憂鬱で、メランコリックな心情のみ
で一生を終える、ということは。
人生山あり谷あり、ですので、谷が
あれば山もある。
確かに落ち込むことはあるが、反対に
気分が舞い上がり、高揚した気分で
みなぎる。
エネルギッシュ。
人生、アップ・アンド・ダウン、です。
ところで、
凹むの反対は、どうなるのか。
凸む。
漢字で書くと、合理的には、デコ、
凸にむ、と書いて、でこむ、となる。
はずですが、聞いたことがない。
そういう、みなぎった状態にある
のは、
張り切っている
元気いっぱい
ですとか、精力的、とか、さきほど
挙げたように、エネルギッシュ
などと表現されるからでしょう。
そういう意味では白血球は、常に
みなぎっていて、アクティブで活動的、
アグレッシブで攻撃的でさえある。
なんといっても、白血球には、核が
あります。
なぜ核があるのか。
芯といってもいい。
芯のある人、というのは、主体性が
あり、活動的であり、独自の人生を
自ら切り開いていく、という
イメージが強い。
それは、白血球は、細胞であり、
しかも真の核を持つ、真核細胞だから。
精確には、そうではないのかもしれない。
しかし、少なくともその核には遺伝子
である、DNAを備えている。
となれば、次代に残す情報があり、
伝えたいものがあるのです。
人は、白血球を人というのかどうか
はともかく、人は、自分のためにだと
力を十分に発揮できない。
が、誰か自分でない存在のためには
力を発揮できる。
あなたも聞いたことがあるでしょう。
外部から体内に侵入した異物や
病原菌を捕食し、戦い、死んでいく。
そのような白血球の生き様は、
DNAを通じて次代に伝えられる。
だから、笑って死ねる人生を
白血球は生きる。
あくまでも芯のある、中味のある
人生を。
エネルギッシュに、アクティブに。
それに対して、赤血球はどうでしょう。
白血球と同じ血液成分でありながら、
こちらは、まず、常に凹んでいます。
自分というものがない。
その形からしてそうです。
両面中央がやや凹んだ円盤状。
決定的なのは、無核。
核がない。
だから自分というものがない。
どこまでも流される。
血流に乗って。
人生のテーマを自分で主張する、
ということはしない。
あくまでも酸素の運搬というその
任務に徹するのみ。
自分を押し殺してまでも、という
ようなものではない。
そもそも自分がないからです。
ある意味、潔いですね。
生き方、と言えるでしょう。
骨髄でつくられ、肝臓や脾臓で破壊され
死を静かに迎える。
その生涯は約120日間。
ひたすら運搬にいそしむ。
しかも、ずっと凹んだままで。
あえて心情をたずねれば。
それは、正直、憂鬱なのではないか。
メランコリーか、少なくとも哀愁が
ただようのではないか。
自分がなく、ただ、流れに沿って
生きるだけ。
ただ、まあ、考えなくてもいい。
その点は楽かもしれません。
常に凹んではいるが、考えなくて
いいので、楽。
世の中には、
考えなくてすむんだったら、何でも
する。
そのような人は実に多い。
それを極めれば、凹みっぱなしでは
あるが、赤血球のような人生
になってくるのではないか。
常に凹みっぱなし、というのは
しかし、やはり憂鬱であり、
メランコリックなのではないか。
なんといっても、あの赤色。
鉄成分からなる、ヘモグロビン
が赤いのですが。
あれまた憂悶の赤ですね。
ずばり、血の色ですので。
しかし、赤血球のように徹する、
または鉄する、というのも
ありです。
なにしろ、考えない。
考えなくてすむのだったら、
なんでもする。
その覚悟で選んだ生涯です。
たとえ凹みっぱなしであるにせよ。
大事なのは、徹するということです。
鉄に、ヘモグロビンに通じる。
X-Jr.コピーライター養成スクールA級レベル:
https://www.xschool.is/JrA_Sales/?vid=MlfO10kRU
