懐中温泉です、
あなたは最近聞きましたか。
あばよ千葉よ鳥取県
「いえ、ありません。」
「そもそも、それは何ですか。」
えーと、ですね。
別れ際のあいさつ言葉ですね。
あばよ
この一言で、グッドバイに匹敵する
と思います。
さようなら、です。
もっとも、もう少しくだけた言い方で
ぞんざい、ともされます。
少なくとも、目上の人であったり、
公式の席で用いるものでは
ないです。
そういうタイトルの歌も、
歌い手が
研ナオコ
氷川きよし
だったりして、ごく庶民的な、
庶民による庶民のための
別れのあいさつ言葉です。
もっとも、さようなら、が
左様なら、
すなわち、そういうことですので、
と言っているだけで、中味が
まったくない、というフレーズです。
それでも、意味がとれるだけ、まだ
マシと言えるかもしれません。
なぜなら、こちらの
あばよ
は、あばよのよは、強調の意味が
あるとはわかるだけで、
あばとは何を意味するのか、
それだけではわからない。
からです。
どうも、
さあらばよ
さらばよ
という、そういうことだから、
が縮まったかららしい、
ですが。
さり、というのは、然り、で動詞で
それば活用されて然らば、
なのですね。
さらば
そのため、さらば、と語源が共通して
いるのだと推測できます。
さらば、の方ですと、
さらば地球よ
という松本零士氏の『宇宙戦艦ヤマト』
の主題歌イントロが耳に残りますし、
学校の卒業式などのセレモニーで
必ず歌われる、
「仰げば尊し」のエンディング部分で、
いまこそわかれめ,いざ
ときて、さらばですので、よく締めくくる。
卒業式のセレモニー曲ですから、
これ以上フォーマルで公式の
ものもないくらい。
きわめて公式で、言葉として
位が高い。
したがって、ステイタスが高い。
大変な出世です。
それが、同郷というか、根っこが
同じなのに、あばよ、の方は、
決してフォーマルの場では
登場しない。
想像してほしいのですが、
学校の卒業式の厳かで荘厳な
セレモニーのクライマックス。
その場で、別離の雰囲気が
盛り上がり、
今こそわかれめー、
いざ、というところで、
あばよ
では、どうにもカジュアルすぎです。
研ナオコさんが歌うのなら
いいのだろうか。
氷川きよしだったら、何をやっても
許されるのか。
と、このくらい、くだけた、
ぞんざいであり、インフォーマルな
あばよ。
だからでしょうか、
あばよ、千葉よ
となる。
なるほど、千葉はまあ、ぞんざい
です。
千葉県出身の人も概ね
認めるのではないでしょうか。
昔からそういう土地です。
くだけて、カジュアルで、
そんざいなところがある。
名産品も落花生ですし。
落花生と言ったら、ピーナツ。
ピーナツは、柿の種とコンビを
組んでいて、柿ピー。
これはこれで1つのステイタス
ですね。
柿の種の方は、米が原料の
あられですので、米どころの
新潟県が名産。
であれば、
さらば、
あばよ、千葉よ、新潟県
と言えばよさそうなものです。
が、なぜか鳥取県。
千葉と鳥取の因果関係とは。
ロジックを探っても仕方ありません。
たぶん、鳥が飛ぶ様子が
別離のイメージと重なる、
飛ぶ鳥跡を濁さず
サッパリと別れましょう
というような感覚ではないかと
推測します。
確かに、新潟県ですと、いつまでも
後を引く柿ピーのように、キリが
悪い。
一方で、鳥が飛び立つように
まったく関係のない鳥取県
なら、スッパリ感が強いですね。
そういう意味では、後腐れもなく
小気味の良いフレーズ、
ということができるでしょう。
ということで、世間ではもっと
使われてもよさそうなものです。
が、管理社会、というか
なかなかスッパリ、サッパリとは
いかない事柄が多い。
あばよ、千葉よ、鳥取県
なかなか使いにくい、のでは
ないでしょうか。
少し意識してでも適当なときに
使いたいくらいです。
カジュアルに。
少しぞんざいな感じはフレンドリー
な振る舞いでカバーして。
あまりフォーマルではなく、ごく
打ち解けた人々と、そそくさと
散会する、というほどでないときに。
そうですね、かなり打ち解けて
いる必要はありそうです。
アルコールが入って
ほろ酔い加減、くらいか。
人数もある程度ほしい。
「あ、それ聞いたことあるー。」
などと言われて、ひとくさり
話になったりするかも
しれません。
気分がサッパリ、スッパリ
すること受け合いです。
サッパリ系、アッサリ系
というのかな。
まあ、その後、あらためて、
いざさらば、と締めくくる必要も
ありそうですが。
何ごとも意識して使うことで
新たな自分を発見したり
できます。
可能性を信じて。
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