懐中温泉です、
あなたもそろそろ気づいてきた
頃でしょうか。
あるいは、すでにとっくの昔から
知っていた。
それは、恐れ入りました。
何が、と言えば、いわゆるスーパー、
スーパー・マーケットです。
その売り場、セクションの
配置は、お客さんの買い物心理
に合わせてアレンジされている。
「そんなの常識だろ?」
「当たり前だよ。」
それはそうですね。
たとえば、スーパーに入って、
なんとなく売り場全体がおさまる
そんな感じでカメラを構えて
写真を撮る。
1枚ならなんともなくとも、
2枚、3枚、ととり続けると、
店の人でしかも売り場主任、
下手をすると警備員がやってきて
注意をし、止めさせるのでは
ないでしょうか。
私は、日本ではその経験をもたない
ですが、以前、ヨーロッパで
珍しい土地に行くと、よく
スーパーの写真を撮っていました。
土地の生活感がよくわかるからです。
いろいろ興味深い。
すると、やはり2回連続すると、
売り場主任のような人が
阻止するように手を振るのです。
とくに、これは面白い、と感じる、
光景を示すスーパーは、
そうでした。
もちろん、日本でも大型・超大型
スーパーの導入は進んでおり、
また24時間営業、という店舗も
めずらしくありません。
何よりも、コンビニエンス・ストア、
いわゆるコンビニの24時間営業と
重なっていくのは、必然と
言えるでしょう。
なにしろ、コンビニの会社が
スーパーを主導するようになって
いるからです。
だからでしょうか、日本最大の
コンビニ会社が経営する
スーパーは、そのものが
巨大コンビニとなっている。
そのような印象をぬぐえません。
いや、印象というよりは、事実
なのでしょう。
そのような話は前から聞いていて、
ちょっとイメージできなかったですが、
行ってみてわかりました。
本当にそうなのです。
置いてある商品もそのコンビニ商品の
プレミアム版だったり、
イベント品だったり。
一方で、これまで私たち消費生活で
なじみの食品会社が、
提携というのか、
参与というのか、
傘下に入ったというのか、
ちょっと曖昧な感じで、しかし、
パッケージはそのコンビニ商品
として、商品を提供しています。
身近な物としては、
アイスクリーム
納豆
味噌汁
クッキー
煎餅は当たり前ですね。
実際のところ、世慣れたあなたは
私が、こんな当たり前のことに
今頃驚いているので、
そのことに驚くかもしれません。
そうですね。
確かに、このような陳列棚の配置が
いってみれば、セールスのための
マネジメントであったり、
アレンジである。
そのようなことは、耳で聞いたり、
本で読んだりで、知ってはいました。
が、このときは、その威力を強く
感じたので、あらためてお話しして
いるのです。
それは、ある首都圏近郊にある、
政令指定都市。
その郊外のスーパーです。
駐車場が広くとってあり、
中規模の郊外スーパー。
日本最大手コンビニ系列の
ブランドです。
そこで、夕食のおかずを買おう、
と入り、めざす食材を、
ほぼ思うように購入しました。
可もなく不可もなく。
ちょっと面白みがないが、なにも
ショッピングに毎回面白みを
もとめるのもどうか、という
気持ちもあります。
まあ、とにかく、必要なものは
買った。
あとは、飲み物と、まだ夕方になる
前の時間ということで、ふと、
おやつに甘い物を買おうか。
そのように思い立ち、休日でも
あるし、とケーキ・セクションが
ありそうな方角に向かいました。
正確に言えば、入り口から入って
買い物をこなしながら、
そろそろ、見知ったスーパーなら
ケーキなどの洋菓子が置いてある
そんな、店舗内の端の方に既に
きていたのです。
ところが、初めて利用したその
スーパーには、ケーキを
売っていない。
いや、売っているのは、既に
通過したが、ヤマザキの工場で
作ったヤマザキ・ブランドの
ケーキです。
プリンなんかと一緒に
冷蔵させて置いてある。
正直、あまり魅力的ではない。
少なくとも意表を突かれた、
という感じはしない。
あれ、このスーパーは
ケーキは置いてないのか。
けっこう広い、しかし、
ふり返ればそのコンビニ関係の
ロゴのついた食品ばかりが
目立つ売り場。
甘みがほしければ、それから
選ばなくてはいけないのか。
いや、ヤマザキも同じこと。
と、本来あるべきセクション
コーナーに、わかりやすく、
というか、それしか目に入らない。
そんな具合に置いてあったのが、
北海道の名物菓子、
バターサンド
です。
5個入り、または
10個入り
どうしても、これを買うしかないのでは。
そのように思えてなりません。
このバターサンドという終着点
に行き着くようにアレンジされた、
つなげれば500メートルくらいの
一本道を歩かされてきた。
もちろん、私はバターサンドは
好きな方です。
嫌いではない。
他にケーキ、洋菓子として
晴れがましいものも
見当たらない。
これでいいか、と思わないでもない。
少なくとも、これを、まんまと
買っている人をみれば、
納得もします。
同じ一本道を歩いてきた、
あるいは
歩かされてきた、
誘導されてきた者として。
今回は、セールスの一本道、
誘導の威力を身をもって
知ったのでした。
これには一定の法則が
ありうることも。
法則を学ぶことができるのです。
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