懐中温泉です、
仙人の秘密をごぞんじでしょうか。
あ、例によって、あらかじめお断り
しておきます。
ここでお話しする仙人とは、
歴史上の人物であり、
過去の人です。
もしかしてあなたがご存じの、
姿は見たことがないけれども
声はみんな知っている、
あの仙人さんではありません。
ご安心ください。
ミスは避けたいと思います。
それに、あなたが愛する仙人さんは、
名前が「さん」を含んでいますので、
これ以上縮められないのです。
日本の歴史に登場する、仙人と呼ばれる
人物は、前にご紹介した久米仙人のほか、
役小角(えんのおづぬ)
がいます。
彼は、修験道(しゅげんどう)の開祖と
されています。
生存した年代は、いろいろな説があり、
確定できませんが、だいたいのところ
7世紀から8世紀になります。
大和時代から奈良時代にかけて、
とするとよいでしょう。
役行者(えんのぎようじや)
としての方が有名かもしれません。
別名は山上様、でやまのうえさま、
です。
これも名前に様が含まれるので、
現代のあの音声だけの人と
イメージが重なりますが、
あくまでも別人のはず。
時代的に1300年も隔たっているからです。
役小角は、大和国、今の奈良県の葛城山に
こもって修行した呪術者です。
呪術者ですので、呪術を使いました。
そのパワーの秘密は、鬼にあったと
されています。
彼は、鬼を自在に扱ったのです。
そして、最後は仙人となり、雲に乗って
アジア大陸の方へ飛んでいった、
とされます。
だから、仙人の秘密とは、
鬼
ということになります。
役小角が意のままにした鬼とは
夫婦で、
前鬼(ぜんき)
後鬼(ごき)
という名前でした。
一般の人には見えませんでしたが、
そういう霊感の強い人には見えた、
ということです。
エピソードがあります。
あるとき彼が歩いているのを
見かけた人が、彼の前後に
異形のものが一緒にいる。
そのため、怪しんで小角にたずねると、
それらが前鬼・後鬼である、と
説明した。
というものです。
実のところ、彼が生存し活躍した
大和時代から奈良時代に、
鬼が生まれました。
あ、生まれたというのは正確な
表現ではないですね。
鬼はシンボルです。
古来、自然崇拝の強い日本では、
八百万(やおよろず)の神といって
すべてに神が宿るとされました。
いや、現代社会でもトイレの神様
がいると、庶民の間で歌が
歌われるくらいです。
今でも、
困ったときの神だのみ
として、ふつうに日常生活に
溶け込んでいると言えます。
地震・台風・豪雨・氾濫
津波・火山噴火
圧倒的な自然の猛威・パワーは、
人間の力ではとうてい
コントロールできない。
だものですから、それぞれの脅威
になりうる存在を神として祀ります。
神とは元来が祟る神であり、
祟る神とは鬼のことであった。
このブログでもときどきお話ししている
ところです。
そのため、もともと、神と鬼とは
区別がされなかった。
それが、まさに役小角が生きて
活躍した時代に、神の領域と
鬼の領域とが分離された。
ということになります。
人間の力では制御できない神
もしくは鬼を、自由自在に操る。
これができる人は、万能であり、
パワフルです。
だからこそ、役小角は仙人になりました。
山上様、も彼が修行し、ふだんいたのが
山の上だったので、そのように
呼ばれたのでしょう。
また、名前に様が含まれることにも
なったのだと思います。
実は、この興味深い人物は
このブログでも何度か記事に
しています。
とくに有名なミュージカル
『オズの魔法使い』の
魔法使いオズとは、この
役小角の「おづぬ」の
おづ
から来ているのではないか、と
想像したからです。
ミュージカルの主題曲、
「虹を越えて オーヴァー・ザ・レインボウ」
もまた、役小角を
彷彿させます。
なぜなら、一説では、彼が仙人になり、
アジア大陸に渡った際、
この虹の橋を用いた、
からです。
このように、仙人には秘密が
あります。
まだまだありそうですね。
あなたも秘密を探ってみませんか。
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