ちくわあなの守は、ちくわを食べていました | 「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

潜在意識の働きで、あなたは「スーパーなあなた」になるのです。そのための素材・方法も実はあなたの手元にすでに多くあります。ここでは、あなたがそれを見出し、活用するお手伝いをいたします。胎児(あなた)は、胎児(あなた)の夢により進化します。

懐中温泉です。


本ブログをご訪問いただき
心より感謝いたします。


ギャグ漫画の源流
杉浦茂作品集の中でも
『猿飛佐助』は白眉と言えます。

その影響力という点で
確言できます。

以前お話したように、
そのキャラクターである
コロッケ5円の助

その存在は、「コロッケの2枚重ね食い」の技術
とともに、数十年たった後でも
ある紳士(私です)に突然コンビニで
コロッケを2枚買わせるのです。

実は、この紳士(私)は、
脳内にタイムカプセルまたは
タイマーをセットされているかのように
『猿飛佐助』に動かされているのです。

コロッケ5円の助は、徳川方の
ちくわあなの守の家臣で豪傑です。

このちくわあなの守も
ちくわへの衝動を私の
意識に潜在させています。


ちくわあなの守はちくわを
食べていました。

このようなナレーションを掲げ、ちくわあなの
守はお皿にもられたちくわ5きれをほどを
食べています(55頁)。

湯気がたっており、
フーフーとしないと食べられない
くらいの熱さです。

私は、長年このちくわを
魚肉ベースのあのちくわ
だと思い込んでいました。

私は、寒い時期を中心に、おでんを
年に数回はつくります。

最近は、調理済みのものを袋に入れて
売っているので、手間をかけないように
することもできます。

もっと簡単なのは、コンビニおでんを
買えばすむことです。

しかし、私は食材の存在で料理の献立を
決めるので、大根が旬で立派なのを
2本も買ってしまっている

とか、地元産のこんにゃくの分厚いのを
安く売っている

などなにか1つあるとそれを基点に
献立が決まることがあります。

おでんも、そうした食材の処分という
形でメニューとなるのです。


とはいえ、今まで気づきませんでしたが、
やはりこの『猿飛佐助』には、コロッケ5円の助や
やさいサラダの助、うどんこプップの助の
同僚にまるいがんものじょうがいます。

私が毎週がんもを焼き、しょうがのすりおろしで
食べるのも、やはり杉浦作品の影響
か、とも思わないこともありません。

おでん、と決めると
ふだんから食べているにせよ、
がんもを購入し、大根・こんにゃく・
卵・昆布

そして、もちろん
ちくわを用意します。

おでんの具についても、
納豆やコロッケの食べ方と同様、
地域・地方に固有の原理主義が
あります。

したがって、無闇に立ち入ることは
避けます。


すじをいれなくてはいけない
とか
はんぺんはどうするのだ、
とか

ソーセージはいれてほしいとか

こだわりの渦巻く世界が
ここにもあるのです。

さて、ちくわあなの守は
名前にちなみ、ちくわが好きで
よく食べている

それはそうでしょうし、
私もスーパーなどでおでんの具に
ちくわを手にするとき、
やはりちくわあなの守を思い浮かべます。


そして、ずっと、ちくわあなの守は
ちくわが好きで、ちくわをしょっちゅう
食べている

そのように信じ込んでいました。

今後も、その信じ込みにより
おでんを年に数回は
作ることでしょう。

ただ、ゆらぎというほどではないにせよ、
かすかなとまどいが私の中に
芽生えはじめました。

それは、ちくわあなの守の
前にあるちくわを5きれのせた
皿を今一度見ると、

魚肉を主原料とするちくわであれば
焼きを入れたあとがちくわの表面
全体を覆っているはずです。

ところが、この皿にのっている
ちくわは、確かに穴は開いていますが、
断面がこころなしかぎざぎざとなっていて
焼きのかわりに縦筋が描かれています。

もしかすると、それって
ちくわぶ
ではないか

あなたがそう思われるのも
無理はありません。

確かに、その太さといい、
穴と身の比率で言うと、
身の厚さがいやに厚いのです。


ちくわあなの守の食べていた
ものは、ちくわぶではないか。

当時の杉浦茂氏をめぐる食糧事情は
日本全体が米の配給制度の下にあり、
食生活全体が貧弱であり、食べ物は
貴重でした。

小麦粉、うどんこでこねたちくわぶを
ちくわとしてありがたく食べる
ということは大いにあり得たのです。


私はちくわぶについては
おでんの具として試みに
購入したりもしますが、ちくわがあるなら
ちくわで整えたい方です。

しかし、考えてみると、
単品でちくわだけを調理して
食べるということをしないのも
確かです。

これがちくわぶであれば、小麦粉の
かたまりですので、
うどんの変形であり、あるいは
具のかわりに穴のあるまんじゅう・団子です。


ちくわあなの守はちくわを
食べていました


これがちくわぶであったとしても、
語呂の良さからちくわになったもの
と推測します。


ご精読ありがとうございます。


懐中温泉