「ちくわぶをみそ煮込みうどんスープで炊く」に続く、わぶろぐ第171弾です。
時系列が遡りますが、12/17(土)のことです。
土日を使って真面目におでんを仕込むことにしました。
スーパーで大根を買ったのですが、葉に近い部分はすでに売り切れており、先っちょの方しかありません。
出来るだけ長いやつを買って、8ピースに切り分け、面取り、隠し包丁をして、ミツカンの「プロが使う味 白だし」を11倍に割っただしで20分炊きます。これが12/17(土)の昼前。
大根を炊いて冷ましている間に鶏手羽先の準備をします。
スーパーでちょうど良い量の手羽先が売っていました。
これを魚焼きグリルで両面をこんがりと焼いて、余分な脂を落とします。この一手間が仕上がりに効いてくるんです。
一回炊いて、じっくり冷ました大根。
結構染みてはいるのですが、一度炊きではまだまだですね。
主役のちくわぶは、もちろん「コモディイイダ」ブランドの「川口屋」製です。
「ちくわぶ試食会の練習」の時と同様、8ピースにカットします。
私はおでんの玉子には、それほど思い入れが無いのです。
茹で玉子を作るのは面倒ですし、味を染みさせるのも大変なので、大抵はうずらの茹で玉子を使います。
ちくわぶ、手羽先、うずらの玉子を加えて、2度目の20分炊きです。
今回は、おでんっぽい具材も追加したかったので、「もち入巾着」を準備しておきました。3個では寂しいので、6個。今回の準主役です。
20分炊いた後がこちら。12/17(土)の夜です。
これを鍋ごと窓際の寒いところに置いて、一晩冷まします。
翌朝、冷めた鍋を撮影ボックスに入れて、真上から記念写真を撮ります。
鶏の脂も適度な感じで、美しいですよね。
12/18(日)の夕方から最後の仕上げです。
今回、初めてトマトにチャレンジしてみました。
周りをガスバーナーで炙って皮を剥いたトマトともち入巾着を投入し、だしも追加して最後の炊きです。
炊きあがったら、食べる時間まで保温しておきます。
まずはトマトと大根の先っちょからいってみましょう。
うんっ!!
トマトはなかなかいい出来です。だしの味が染みていつつも、トマト感が残っていて、炊きすぎてはいません。
大根の先っちょも、ちょっともっさり感はありますが、だしは良く染みています。
準主役のもち入巾着。
これは軽く炊いただけなので、特に外す余地は無いですね。
おでんの具の中では、ブルジョワな部類に入るやつです。結構好き。
もちろんちくわぶも行きますよ。
イイ感じで染みていますねえ。でも、川口屋のわぶはコシが強いので、形は綺麗に残っています。大根も美味そうでしょ。
ちくわぶは、息子が2ピースほど食べましたが、残りは私が食べますので、どうしてもわぶだくになります。
ちなみに、私がこうして炊いたちくわぶは滅法美味いです。
「ちくわぶ試食会の練習」の時よりも、1段、2段美味いですね。
大根がいい仕事をしているのだろうと思います。
このレシピは、繰り返し試行錯誤して辿り着いたものですので、そこらのおでん屋さんの味には負けません。
唯一、王子の「平澤かまぼこ」さんに行っておでんを食べると、「ああ。やっぱりここのおでん(汁)は美味いなあ。」と感じます。
明確に「負けている」というのともちょっと違うんですが、私のおでんには無い旨味があることも確かなんです。
「永遠にリスペクトし続ける味」って感じですね。
逆に「平澤かまぼこ」のおでんを食べていただくと、私の作るおでんは「それに近づこうとしている味」だとイメージしていただけるのではないかと思います。
まあ、他の店でおでんを食べてもそういう風には思わない、って意味なんですけどね。
おしまい