「ちくわぶに揚げ布団を掛ける」に続く、わぶろぐ第166弾です。
みなさんもご存知の通り、私の子供の頃からの夢は「私が自分のレシピで仕込んだちくわぶを道行く人々に配って試食してもらうこと」です。
そして最近、「もしかしたら、その夢が実現するのではないか?」と思えたタイミングがあったのです。
これはひとつ、その時に備えて練習しておかなければ。
10/10(月)の「ごはんねこまる」開店の時に丸山店長から貰った川口屋製「北海道産小麦粉」のちくわぶを準備し、11/5(土)に仕込みを開始します。
普段であれば、ちくわぶ1本を6ピースに切り分けるのですが、試食ですからなるべくたくさんの人に食べて欲しいと思います。
ただ、ちくわぶとしてのちくわぶ感も大切ですから、それを損ねない程度の大きさをキープして、8人に切り分けます。
本番では、ちくわぶを5本使用しますので、計40人分の試食が出来る訳です。
ちくわぶ以外に使う具材はこちら。鶏手羽です。
いかに簡単に美味しいちくわぶを炊くか、というテーマもありますので、最低限の具材とします。
ちくわぶ1本に対して鶏手羽4本はオーバースペックなのですが、これ以上少ないパッケージが無かったので、仕方ありません。
これを、魚焼き用のグリルで両面をこんがりと焼いて、余分な脂を落としておきます。
だしを張ったホットクックのお鍋に、ちくわぶと鶏手羽を入れます。
だしは「ミツカン プロが使う味 白だし」100ccを1リットルの水で割ったもの。つまり11倍です。
ちくわぶ5本は、ホットクックの容量から推測した量です。その位が限界でしょう。
20分混ぜずに煮るモードで炊いた後がこちら。
この時点で鶏手羽は取り出します。
これは試食には出しませんので、どうでもいいのですが、この日は肉の部分を手でこそぎ取りました。
そして、サラダにふりかけて食べました。無駄にしないようにね。
ちくわぶはだしに入れたまま一晩冷まします。煮物は冷める時に味が染み込むんですね。
鶏手羽のせいで少しだしが濁りますが、やむなしとしましょう。
ホットクックでもう一度20分炊いた後がこちら。
試食のイメージを掴むために、配布用の紙コップに入れてみます。これに割り箸を付けて配る作戦です。
どうですか?なかなかいいでしょう?
ある日、街を歩いていて、こんなちくわぶを試食にもらうことが出来たら、その日一日がハッピーな気分になると思いませんか?
まずはだしを味見してみましょう。
ちょっと鶏の主張が強いようです。ただ、これはちくわぶを5倍にすることを考えると、いいところではないかと思います。
ただ、ちょっと深みが無いのです。それと、ちょっと濃い。ちくわぶだけ炊くのであれば12倍で良かったかな。
大根を一緒に炊いた場合は、だしに大根の味が出て、グッとおでんっぽい味になるのですが、悪くは無いものの、ちょっと単純な味わいになっています。
何かで締めてみるか。。
ちょうどいただきものの三重県熊野市産の「羅帝」というステキな一味唐辛子がありましたので、これを少し振ってみましょう。
ほれ。どうじゃ。
あっ!なんかいい。いい感じで引き締まります。
一味唐辛子はたまたまですが、薬味にゆずコショウなどを準備しておくのも良さそうです。
残りの7人は丼に盛って夜のデザートとして食べます。
息子もひとつ手伝ってくれましたが、6個は私がひとりで食べました。
夢の実現のためですから、悔いはありません。
しかし。。。
その後諸事情あって、私の子供の頃からの夢は儚くも泡沫の如く潰えました。。
でも、へこたれません!!今度はクラウドファンディングを立ち上げて「ちくわぶ試食会」を実現してやる!返礼品はもちろん「ちくわぶ試食」です。
おしまい