「ホットクックでローストビーフ」、「ちくわぶの鶏手羽煮とローストビーフ」の2回、ホットクックでローストビーフを作成した時のことをご紹介していますが、それ以外にも何度もホットクックでローストビーフを作成しています。
「スタミナ源たれ」を使って、「62度で3時間」低温調理する、という同じ手順なので、改めてブログに起こすことはしませんでした。
そして、大きなブレも無く、作成した時は同様に成功しています。
ただ、気になっていることがありました。
普段私は、ローストビーフを作る時に、100g200円前後の安い牛肉を使っているのですが、「高い牛肉を使ったら、その分美味いローストビーフが出来るのだろうか?」という疑問です。
安い牛肉を使ってもそこそこ美味しいローストビーフが出来ているので、もっと高い牛肉を使ってみたら、もの凄く美味いローストビーフになるのでは?と考えたのです。
そこで、一発張り込んで、高めの牛肉を買ってみることにしました。
100g税抜き480円!
これまでの倍以上の値段のする「国産牛ももローストビーフ用」です。
これをいつも通りの手順で仕込んで行きます。
まずは、ジップロックに、スタミナ源たれと共に入れて密封します。
そして、ホットクックの低温調理モードで、62度で3時間炊いたのがこちら。
これをフライパンで各面を1分ほど焼いて焼き目を付けます。
焼上がったのが、こちら。
これを冷蔵庫で1時間ほど冷やして、スライスして食べます。
炊くのに使ったスタミナ源たれを少し煮詰めて濾したものをソースにし、ホースラディッシュを添えます。
ひとつ失敗だったのは、冷蔵庫で冷やすための時間が十分に取れなかったこと。
本来であれば、じっくりと冷めた方が薄く切りやすくなります。
そして、薄く切った方がより食べやすく、美味しく感じるのです。
今回は残念ながら、中までは冷めきっていない状態だっただめ、薄く切ることが出来ず、少し厚めになってしまいました。
最初に食べた時に、スライスした後の写真を撮り損ねていて、こちらは残った分の写真です。
この写真を見ても、少し厚切りのローストビーフになっていることが判るでしょう。
「うまいものではない」テーマに入っている時点でお判りだと思いますが、結果的に美味しくはあったものの、少し固さが感じられ、少なくとも値段の差相当に期待するような美味さを感じることはできませんでした。
100g200円前後の安い牛肉で作って、冷ましきらずに切って少し厚めになってしまったやつと同等です。
つまり、高い牛肉を買った意味がほぼ無かった、ということです。
半分くらいの厚さにスライスしていれば、食感も違ってより美味しく感じられたとは思うのですが、それでも値段の差ほどの劇的感は無いでしょう。
つまり、少なくとも私がこの方法でローストビーフを作る場合は、安い牛肉で十分、という結論となりました。
逆に言うと、ホットクックの低温調理でローストビーフを作ると、安い牛肉を使っても、それなりの値段の牛肉を使った場合と比べて、遜色の無い仕上がりとなることが実証された結果となりました。
高い牛肉には再度チャレンジすることは無いという意味で「リピートは無し」。
こういう理由で「うまいものではない」テーマにエントリされた次第です。
おしまい