続きです。
午後からは
観音菩薩を巡礼していきます。
今年は観音霊場巡礼で
鐘と鐘木も使って、
それぞれの御詠歌をお唱えしていこうと思っています。
なので、背中のリュックには
お道具が入っています。
本日、巡礼できるのは
こちら。
26番札所奥の院「岩井堂」
大淵寺 護国観音
秩父観音霊場27番札所 大淵寺
秩父観音霊場28番札所 橋立堂
三ヶ所で御詠歌を詠えて
二ヶ寺で重ね印をいただきます。
いわゆる清水造りの
あまりに荘厳な岩井堂では
急な階段を上がった先の堂の柱に爪痕があり
熊が掻いたのではないかと言う先達の言葉に
みんなでヒェッとかりました。
御詠歌をお詠えして、
今年もこちらに伺えたことを感謝申し上げ
また、御山に入る皆様の安全もお願い申し上げました。
岩井堂を越えたら、
様々な修験ポイントがあり
変化に富んだ山行となります。
古い祠や磐座のような巨石群もあり
祈りの名残りを感じながら
その跡を辿ることができます。
武甲山内には琴平丘陵と言われる一帯があり
そこには
修験道の根本道場とも言える
修験道参拝所があり、
《西の覗き》の名残を見ることもできます。
内には四方八方に守護神、守護仏が掲げられており
一般的にはあまり知られていない
神仏の名もかかっています。
町を一望できる高台には
町を見守る観音菩薩がお立ちになっています。
秩父観音霊場27番札所 大淵寺
大淵寺さまへ向かう山道を進んでいると
様々な文言が書かれた札を見かけました。
そこには
いろいろな想いがあるのだろうと推察されます。
私たちは峯龍先生の元で
順序や礼儀や行動や心持ちを含めた
霊場巡礼の正しい作法を
ご指導いただいているので
なんら不安に思う事なく巡礼ができます。
意外と作法を知らずに
御朱印集めのスタンプラリーに
なってしまっているのは
せっかくの積善による供養の機会をのがすことにもなり
勿体無い限りなのです。
なんでも習うのが一番。
自己流よりも郷に入れば剛に従うのが最善なのです。
御先祖様方も大喜びなさること間違いなしの


