こちらの観音堂には
社務所にて100円をお支払いすれば
入堂する事が叶います
それはそれはもう
美しくて溜息が出るほどの
千手千眼観自在菩薩様がいらっしゃいますから
是非に上がって
御尊顔を拝して下さい。
本堂に上がらせていただきまして
千手観音菩薩様の前に座りました時に
また何やら匂いが鼻をかすめました
それで
あぁ、昨年は、火薬の匂いがしたなぁと
思い出しました
最初に
御真言と般若心経をお唱えさせて頂いたのですが
何故だかあまり
観音様にお届けできていないような気がします
お顔を見たり
気持ちを繋げたくて
その場を立ち去り難かったのですが
ふと奥に目を凝らしますと
お不動様が立っていらっしゃることに
気が付きました
お不動様の御真言をお唱えし
般若心経をお唱えさせていただきましたら
途端に
場の空気が変わりました
ザラメを焦がしたような
甘い匂いが立ち込めて
合わせる手のひらの内側から
熱が広がっていきます
あぁ、そうでした!
思い出しました!
と
嬉しい気持ちをいっぱい頂いて
失礼しようとしたその時。
堂内にいる私たちを見て
登山靴のおじいさま方が
『ここは入れるよ』
と一斉に正面で靴を脱ぎ始めました。
一応、立て看板もありますが
見ていらっしゃらないのかも。
靴を脱ぐ場所はあちらにありますよ。
そこから上がれますが、
そちらの社務所で拝観料を払うと
入れますよ
と
お声がけさせていただきました。
お!それは知らなかった!
ありがとね
と
皆さま、社務所へと向かわれました。
御朱印を頂くために並んでいますと
本堂から
おじいさま方が
みんなで声を合わせて唱える般若心経が
大きく響いて聞こえてきました。
素敵

いつかあんな風に大きな声で
響かせる事ができたら
仏様はどんなにか喜ばれることだろうと
中でひときわ輝かれているであろう
千手観音菩薩さまを想いました
受け取って頂いた本堂は
降り注ぐ陽の光から違っていました
稲荷さまかと思いきや
手を合わせてゆくがよい
と
戻されましたらば。
子授けだけでなく
商売繁昌から何から何まで
幅広い御神徳の稲荷さまでした
あまりにキラキラと美しく
輝いていらしたので
お写真を撮らせていただきました
対極にいらっしゃる稲荷さまの
朱塗りの鳥居の鮮やかさに
新緑が素晴らしい対比を生み出しています
うっとりするほど素敵
ツツジとサツキの見分け方を
思い出しました
葉っぱがつるんとテカテカ。
小ぶりにまとまっているのがサツキ。
サツキより大きい樹勢で
葉が毛に覆われているのがツツジですね
さて
それでは、ツツジの間を縫うようにして
山を降りていきます。
お不動様に会いに行かなくちゃ。