時速100キロで走行した理由 | ソマティックライディング

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5年前にファーム事業を始めた時の私は頼りないリーダーでした。

 

馬に関する知識も経験も低かったので周囲の意見ばかり聞いていた私。

 

自分の意見が周囲と違っても

 

他の人達は馬のエキスパート

私が間違っているかもしれない

私には困った人を助ける義務がある

 

などという理由から周囲の意見を尊重していました。

言い換えると

自分の意見を押し殺していた。

 

それを続けていたら私の中で違和感が少しづつ生じてきて

気づいたら私のファームが私のファームでなくなり始めたのです。

 

このままマウイ島で乗馬を続けても前に進める距離はたかがしれている。

そうすると私は周囲からこのまま舐められたまま。

自分の事業なのに、自分の敷地なのに、何も言い返せないまま。

そんなのは私のプライドが許さない。

私は皆から尊敬され一目置かれる立場になりたい。

 

これって自信の無さの表れですよね。

 

英語にはFake it, make it

ということわざがあります。

嘘でもやり通したら本物になるっていう意味なんですけど、

英語話せなくても話せるっぽくしたら相手と話が通じたりしてる人いません?

 

でも私はその真逆のタイプです。

知っているフリなんてできない。

女優になれない。

体じゅうから弱さが放出してしまうタイプ。

 

そんな私が自信を持って馬人間です!というには

経験を積むしか方法が見当たりませんでした。

 

子供の頃から乗馬をしている人達に追いつく事は一生かかっても無理。

 

じゃあどうしたらいいのだろう?

 

私が出した答えが

アメリカ本土の競技会に沢山参加する。

でした。

 

競技会に参加したいとう強い思いが結果的には

ハイレベル&ハイクオリティーな環境に触れる事ができたり、沢山の人と出会う機会を作ってくれました。

世界レベルで馬術界に携わる人達と出会ったおかげで私の視野も広がりました。

そのような経験が私の結果であり自信にも繋がりました。

 

 

それ以降、私の意見を変えようとしてくる(マウイ島の)人達には

 

”私が経験した(公式の)競技会ではこんなの常識よ”

”この方法は現役FEI4スターライダーから教えてもらったんだけど何か?”

 

と言い返します。

すると大抵グーの根も出ません。

 

ええ、私は小さい人間です。

身体も小さなけれど気も小さい人間です。

だからこんな風に言わないとハッキリと物言うアメリカ人に押されちゃうんです泣き笑い

 

 

先日、家の片付けをしている時に4年前の日記が出てきました。

懐かしい~!!

悩んでいたあの頃の事はよ~く覚えています。

 

当時の私は自己肯定感がゼロ。

ゼロというかもうマイナスです。

それが日記にも表れていて、

今の私なら別の表現の仕方をするだろうなぁ~

 

 

あの頃は本当に辛くてもう日本に帰ってやる!

なんて逃げ出したくなったけれど逃げなかった。

迷走はしたけど。

今だから言えます。

あれは神様が与えてくれた贈り物(試練)だったんだなぁと

感謝です。