馬は私を謙虚にさせてくれます。
そして節目節目で大切な事にきづかせてくれます。
私はそれを無償の愛と呼んでいます。
無償の愛を受け取った時は感無量で涙がこぼれ落ちてそんな時は大きな馬の胸をかりて思いっきり泣きます。
ありがとう、大好きだよ。を繰り返しながら馬の首に抱き着いて心が落ち着くまで泣き続けます。
馬は知ってから知らずかそんな私をじっと待っていてくれます。
ミッキーを購入した時(6年前!)私にはミッキーと私が障害馬術の競技会に出場してブルーリボンを獲得するというゴールがありました。
実はこの6年間、一度もミッキーと障害馬術の試合に出場した事が無いのです。
ミッキーは自他共に認めるとても才能ある美しいポニーです。
もしあなたがミッキーを見たらミッキーから目を離す事はとても難しいでしょう。
6年前の私は純粋に毎日馬に乗りたくて馬を購入しました。
そして馬の世界に少しずつ足を踏み入れていき気が付いたら私は自分の足りない部分をミッキーで補おうとしていたのです。
もしブルーリボンを獲得したらマウイ島の馬のコミュニティーから尊敬され受け入れられるだろうと思っていたのです。
長期旅行から帰ってきて久しぶりにミッキーに乗ると自分の騎乗が馬の動きを邪魔している事を改めて実感しました。
すると6年間の事が走馬灯のように駆け巡り、(6年前の私の騎乗はびっくりするくらい下手で私の騎乗のせいでミッキーが跛行した事もありました。)それでも文句も言わずに毎回私を背中に乗せてくれるミッキー。
その時にふと原点に戻った気がしたのです。
私が馬に乗る理由。乗り続ける理由。
ブルーリボンを獲得する事は重要ではない事。
一番大切な事は君(ママ)と僕(ミッキー)の関係
なんだとミッキーが教えてくれた気がしました。