オリンピック開催中は私達の乗馬クラブも1週間の競技会にベルモント州まで来ていました。
競技会は6月から8月にかけて毎週水曜日から日曜日まで行われます。
週によって賞金内容やクラスが違いグランプリも毎週あります。
最終日にはクラシックと呼ばれるクラスが全てのレベルで行われるのですがクラシックとは:
賞金付きのジャンプオフのあるクラス。
クラシックに出場するにはその週に最低でも同じ人馬ペアで2回競技を行っている事が条件。
クラシックの時は白いズボンとジャケットを着用
私の所属するクラブは毎年来ていますが私も参加するのは今年で3年目です。
1年目:初めての事で何が何やらわからず取り合えず言われるがままに乗る。
2年目:なんとなく要領が掴めてきて自分のやりたい事が見えてくる。
3年目:去年できなかった事ができるようになっている事に気づく。
5日間は毎日競技できるクラスがあるので参加したいクラスは自分で決めます。
この5日間は技術うんぬんよりも体力と精神力を試されている感じです。
人馬共に3日目になると疲れてきて私も3日目の朝は休みたかった〜
このまま休んでしまうと休み癖がつきそうなので行きましたがやっぱり上手く乗れなかった。
4日目は心身共にリセットする為に競技には出ず5日目のクラシックに備えて体力温存。
今年はどうしてもこのクラシックに出場したかったのです。
毎年チキン(怖気づく)になって逃げだす私
クラシックっていうだけで緊張するんです。
オリンピック選手の気持ちがよく分かりましたよ。
レベルは違うけどきっと似た心境に違いない
なんて心の中で自分を励ましつつクラシック前夜は緊張して3時間しか睡眠ができませんでした
瞑想したりストレッチしたり冗談言ったりしてなんとか緊張を解そうとしても心臓バクバク。
障害馬術って当日までコースがわからないじゃないですか。
クラシックだから難しいコースかも?自分にはまだ早いのでは?
なんて余計な事を考えつつ当日ドキドキしながらコースをチェック。
なるほどと思わせるコースでした。
結果はアラニス5位(賞金$55)でジェムは参加できませんでした。
ウォーミングアップ中に落馬したんです。
頭から落ちて軽い脳震盪を受けたので試合に出るのは止めました。
落馬するのはいいけど頭打つのだけは避けたかった...
なんでいつも頭から落ちるんだろう。
去年は一つもリボンが取れずがっかりと帰路についた記憶がありますが今年は沢山のリボンを持って帰ってきました。
それも自分の力で!!!
勝つ事ではなく輝く事が大事なんだけどリボンは目に見えてわかる成果なので今後のモチベーションに繋がります。
こちらでは多くのクラブが獲得したリボンはこのように飾ってます。
日を追うごとにリボンが増えていって眺めるのも楽しいですね。
私のは白から右のほうばかりですが…
馬術は個人競技だけれど同クラブの子がリボンを持って帰ってくると自分達の事のように喜んでお互い励まし合うので団結感があります。
でも試合はあくまでも個人競技。
だからこのスポーツが好きなのかも。
(オリンピックでバレーとかサッカー観ててチーム競技は絶対無理だと改めて感じた)
夏は私にとって乗馬に集中できる季節なのですが
今年は成長を実感した夏になりました。
オマケ
マッサージが気持ち良いのかこの後下唇がどんどん下に垂れていく愛馬。
愛馬とならずっとこうしていられる