先週の土曜日Winter Equestrian Festival で開催されたCSI4スター、グランプリの結果報告と解説です。
まず結果から
1位カナダ代表ティファニー・フォスター選手
2位ブラジル代表ルチアナ・ロッシオ選手
3位フランス代表ニーナ・マリベイ選手
このグランプリには東京2020で金メダルを獲得したベン・メイヤー選手、銀メダル、マクレイン・ワード選手、そして世界ランク3位の選手もいたのですが名だたる選手を退いて今回のグランプリなんと上位3位とも女性でした!!
今回の試合で最も注目したい事:
世界大会で戦う馬の多くは名馬の子孫や名選手の元でトレーニングされた馬などが多いなか2位のルチアナ選手の馬はなんと馬種の登録もされていない馬。
彼女自身もまだ有名ではないので実況アナウンサーも解説するのに困っていた程。
だけど彼女の戦いぶりは素人の私の目から見てもわかるほどとても魅了するものでした。
ブラジルはロドリゴ選手を始めとても腕の良い選手揃い。
今後は彼女の活動に注目です。
今回の試合で注目したい事:その2
4スターなのに5スターと思わせる位クリアーするのが困難なコース設定で、クリアーしたのは45人馬中、8人馬。
そしてクリアーした選手の中には18歳のヤングライダーも含まれています。
とにかく若いライダー(それも女性)が多かった試合でした。
若い女子は乗り方がとてもキレイですね。
この試合に出場資格を得るための試合が前日に行われ日本を代表するカレン選手が挑みました。
この試合は1つ目のジャンプがトリプルオクサーで始まるのですが、そのジャンプで?というジャンプをして、その次もまたその次もスムーズに飛べなかったジェット(カレン選手の馬です)。
カレン選手は最後まで走り切る前に棄権しました。
ケガから復帰したばかりのジェット。
カレン選手はずっとオリンピックに出場するのが夢です。
東京2020もコロナで延期しなかったらWith Wingsとオリンピックに出場できてたかもしれないのに。と思うのは私だけでしょうか?
カレン選手とジェットには頑張って欲しいです。
ちなみに今回のグランプリの賞金総額は$215000。
日本円に換算すると2000万円越えです。
1位の賞金額はなんと700万円。
協賛(スポンサー)はネットジェットというプライベートジェットの会社でした。
アメリカは日本と比べてスケールが違うね。
頑張れニッポン