障害馬術コーチと馬場馬術コーチの違い | ソマティックライディング

ソマティックライディング

大人になって始める乗馬
心と体を繋げて馬術を楽しもう

こんにちは、Mameです

 

障害馬術の魅力にハマって3年目です。

 

愛しの師匠から言われた事の1つにこんな事があります。

 

障害馬術は3種類の馬術の技術が必要な競技です。

障害馬術の他に

競馬ジョッキーのように乗らなければいけない時もあれば

馬場馬術の選手の様に鞍にしっかりと座らないといけない時もある。

 

私が過去に通った又は現在通う障害馬術の乗馬クラブでは馬場馬術のレッスンを受ける事を薦められます。

障害馬術のレッスンでもワームアップの時はハンチーズ インやショルダーイン、レッグイールドを取り入れています。

 

マウイ島で通っていた乗馬クラブは2クラブとも馬場馬術のコーチが経営するクラブでした。

よってレッスンは馬場鞍での馬場馬術の練習。

2クラブともフォーカスする事は姿勢、手綱の位置でした。

そのおかげで他のクラブに体験乗馬に行っても姿勢が良いと褒められました。

しかし...

速歩、軽速歩の練習ばかりで2年通っても駈足の練習をする事はありませんでした。

 

 

その一方でニューヨークで障害馬術の乗馬クラブでは1日目から駈足の練習をしました。

しかし駈足発進が上手くできないし、できても駈足が続けれない始末。

姿勢は良いんだけれど馬との動きについていけてない。と言われました。

当時の私は正しい姿勢を保つ為に体幹を使用しないで腕や肩の筋肉を使っていました。

そのせいで私の体がガチガチだったのです。

硬直した私の体をほぐす為にも最初の頃は駈足に慣れるまではタテガミを持って乗る事を薦められました。

 

マウイ島に戻ってからそれを実践していたら馬場馬術のトレーナーに怒鳴られました。

当時の私の目標は美しく乗る事よりも駈足に慣れる事が優先だったのでそれ以降マウイ島でレッスンを受ける事を一時中断しました。

 

 

私の経験上マウイ島の馬場馬術のトレーナーはトラディショナルな教え方(教科書通りの教え方)ですがメインランド(本土)の障害馬術のコーチ達はとにかく馬の動きに慣れる事から教えます。そして障害馬術を楽しむ事を教えてくれます。

姿勢だとか手綱の位置だとか二の次です。

 

私の場合、馬にある程度乗れるようになってくると自分の姿勢や馬の動きにもフォーカスできるようになってきました。

そうすると脚のバランス、手綱の強弱、姿勢など騎乗にどれだけ影響がでるかも体で感じとる事ができるようになり馬場馬術の奥深さが理解できるようになりました。

 

ヨーロッパでは障害馬術をするにしても馬場馬術をするにしても子供の頃は必ず両方ともするそうです。

大人になってから始める乗馬は大抵馬場馬術から始める事が多いようですが、障害馬術のコーチからレッスンを受けてみてはどうでしょうか?


普段とは違った角度から乗馬をしてみるのも気分転換になると思います。

大人になってから始める乗馬はどうしても頭で乗りがちになってしまいますから童心のように体で馬に乗る事も大切だと思います。

 


私はそろそろ馬場馬術のレッスンをマウイ島で受けようかと思案中です。

 


​私”どう思う?”

Sissy “いいんじゃない?”