2月21日水曜日
おもちゃのチャチャチャ
おもちゃのチャチャチャ
チャチャチャ おもちゃのチャチャチャ。
空にキラキラお星様
みんな、すやすや眠る頃、
おもちゃは箱を飛び出しても眠ります。
おもちゃのチャチャチャ
おもちゃのチャチャチャ
チャチャチャおもちゃのチャチャチャ。
空にさよならお星様
窓にお日様こんにちわ
おもちゃは帰る、おもちゃ箱。
そして眠るよチャチャチャ。
春眠暁を覚えずだ。
とりあえず三回目といきなりに。
手のひらを返すような事しないこのフチ子が好きだった。
きっと長くて暗いトンネル中を一人歩いてきたのだろう。
頑張ってきたんだね。
そのせいか、
フチ子といるとあんな事、こんな事、色々したくなるのが不思議だった。
夢ばかり膨らんでゆく。
そして妙に優しくなれる。
フチ子を驚かせたい。
フチ子に見せてあげたい。明るい世界を。
これだって立派な手のひらを返しに決まってる。
いつだってアタイは自分の正直な気持ちを伝えられなかった。
因みに面と向かって。
因みに嘘ついたり、誤魔化したりしたくなかったからだった。
当たり前か、ずっと一人ぼっちだった訳だから。等と聞こえて仕舞う。
声の主はわからん。
完
(書く女シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
(ソコ子じゃないシリーズ)