7月17日土曜日。
世界中の誰よりあなたのことは、
それほど好きではないんです。
目覚めて初めて気がつくのです、でも1度でも腹括ったから変化して行くのが当たり前なのですと何故か思いながらいつもの事をした。
パシャリの音共に夢叶ったり!
女の幸せも女の肉体も諦め、
私は私である為に走り続けてきました!
家族なし、子無し、手に職なし、独りぼっちだから出来たのかと思います。
しかし気がつけばもうこんな年。
年輩者の一人としても本当に色々大変でした!
身体は普通にいつも痛いしメンタルは雲散霧消したかもです。
生まれ変わったら普通の人生を歩みたい、
でも普通ってなに?走らないこと?
授業料もしくわご飯ご馳走するから誰か教えてと、
五輪の1つの輪の中にいるフチ子が叫んだ気がした。
いつもの幻聴だった。
声の主はコップのフチに舞い降りた東京五輪の天使、ランナーフチ子。
いろいろな表情を見せながらも、
いつも私に寄り添い、変わらないでいてくれるフチ子の存在そのものが私は好き。
だから愛でる。
完
(書く女シリーズ)
(フチ子シリーズ)