『女の朝パート371』 | ☆らんちゃんブログ☆

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落花流水。今在る事の意味や流れを感じながら、自由に書いていきます☆

珈琲と言うものは、、、と一人喋り始めようとしたら、
パシャリ。


あら、赤い帽子を被った女が珈琲の写メを撮ってくれたわよ。
女は太ももむき出しの花柄のスポーツパンツをはき、
持ち物は、スマートフォンのみみたい。
そして女は頭にヘッドホンを装着中。
ここは国立駅の近くにあるスタバである。

珈琲がない朝はないね。
朝陽がない朝がないようにね。
珈琲は私の太陽。
ギラギラ眩しくて俺様で、私の身体も心も全てを射抜いてゆく。
えっ私?
私は珈琲がある場所なら、
何処にでも現れる、ただの通りすがりの女。
その名も珈琲女。相変わらず名前は気にいらんが、
どんな人でも、頭の上には太陽がある。
そんな太陽のように、話は頭に戻るわよ。
珈琲と言うものは、、、と私が一人喋り始めようとしたら、
私のこれまでの歩みが、パシャリの音と共に一瞬の出来事になった。
一瞬の連続の中に、これまでの膨大な積み重ねや連鎖がある訳だから、
全てがあると気がついた瞬間から私の一瞬と言うのは瞬く間に塵となって幻になってしまうの。
珈琲が現れた瞬間から、
私の夢は愛に変わる訳だけれど、
愛は太陽のように、永久不滅。
永遠に変わらない不変なきもの。
だからこの永遠は幻で、同時に一瞬であるように、一瞬も又幻なの。目には決して見えないの。
私の大好きな珈琲は今この瞬間から、
否応なしに変化を遂げ始め、
時空を越え宇宙空間を漂いながら無力の果てを何処までもさ迷い始めて仕舞うの。
私は眺める事しか出来ないけれどそれが当たり前なの。
兎に角、女が撮ってくれた珈琲の写メは現実。
そして珈琲は幻。
夢は叶った瞬間から夢でなくなるけど、
私の夢は珈琲と出逢った瞬間から愛に変わるの。
愛は永久不滅。永久不滅と言ったら、
例え氷が溶けて、風味が薄まったりして、
変化を遂げようと、
珈琲と言う本質事態これっぽっちも変わらない、
珈琲と言う存在そのものなの。
私はそんな珈琲が大好きなの。

 通りすがりの女・珈琲女シリーズ236.239.245.248.257.258.260.266272.273279285 、291.297 300  301 、305308310  、311 、312314316318323324325、326、327、330、332、334、335、337、338、341、344、346、347、350、354、355、356、357、360、362、363、367、369参照)

(通りすがりの女裏版シリーズ・呟)
263.264.268.278.296.306、313.315、317、320、321、322、326、328、329、331、332、333、334、335、337、338、340、341、342、344、346、347、348、349、351、352、354、355、356、357、360、361、364、365、366、368、369参照)


完。