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3人の視点で綴られるBOOK3はそれぞれがそれぞれのストーリーを補完しているために非常にわかりやすい。

こんなにも分かりやすかったら読み間違える人もそうはいないだろう。

だいたい、二人が出会い、階段を逆に昇って現実世界に戻ってくるというのは、

冒頭を少し読んだだけで予想できるあまりに安易なストーリーでなないか。

日本文学のトップを走る村上春樹の最新刊がこんな有様で良いのだろうか?

ネット情報によるとBOOK4が出るのだという。吉報だと思う。

もしこれが3巻で終わりだというならば、がっかりしていたところだ。

4巻に期待したいところだ。


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内容は荒唐無稽でめちゃくちゃなんだが、

一人一人の心理描写は一応筋が通っていて破綻してはいない。

そういう意味ではよくできた小説だと思う。

しかし読み終わって思うのは、結構売れたようだが、

なぜ、書店員はこの本を多くの人に読ませたかったのかということだ。

非常に読後感の悪い小説だった。

何の思想もそこには感じられなかった。

こんなものは著者が日頃言えずに抱え込んでしまっている鬱憤やストレスを晴らすための小説ごっこにすぎない。

本来は細々と棚の隅に並んでいるべき類の作品ではなかったのか。

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取引先の社長に貰ったままほったらかしていた本。

読んでみるとなるほどなというところが結構あって思ったよりはためになった。

しかし、中のエピソードで出てくる高山のリフォーム会社の話など、

確かに凄いおもてなしだと思うのだが、

自分だったら夜中に全社員で花束を持って駅まで迎えに来られたり、

懇親会で似顔絵つきケーキや、パンが好きだからと言ってパンの風車を出されたりしたら、

どうふるまったらいいか困ってしまうのではないか。

逆に居たたまれない気持ちになってしまうような気がする。

お客様や相手を喜ばせたいという気持ちは大いに結構だが、

あまりに過剰すぎるのもどうなんだろうか。



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本書は面談先の経営者に紹介されて読んでみた本。

普段はこういうトップセールスマンが書いた本はほとんど読まない。

読まなくても何が書いてあるかだいたい見当がつくからだ。

契約抜きにしてお客様に徹底的に尽くすべしというのが決まり文句なんおである。

そういう意味では、本書にも特に目新しいことはなかった。

しかし、私は本書に関しては腑に落ちるというかストンと入ってきた。

たぶんこれは著者である川田氏の人柄によるところが大きいのだろう。

会ったことはないのであくまでも書かれている内容から推測したにすぎないのだが。

トップセールスというとどちらかというと自信満々の人が多いのではないか。

少なくとも本を出すような人は自信に満ちあふれている。

しかし、彼にはそういう嫌味なところがない。謙虚なのである。

ただもちろん、彼も最初からそうだったわけではないだろう。

まずは実績を上げること、その先に単なる営業マンを超えた何かがあるような気がする。

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やはり本を買うときには大まかな中身は確認しておかないといけない思わされた一冊。

タイトルに惹かれたのだが、内容は期待していたものとは違った。

人間が自ら経験できることは非常に限られており、

だからこそ歴史や、先人に学び、彼らの経験を自らの人生の糧にするのだ。

だからといって終始一貫、自分の経験の○○を~~のようにあなたたちの人生に役立てなさいとやられたら何とも嫌な気分になる。

自ら学び取るから意味があるのであって、手取り足取り教えてもらいたくはない。

ただ、これは小西氏が悪いというよりも、編集者の問題だと思う。

小西氏に経験を語らせるのでなく、安易に経験を分かりやすく置き換える方を選んだ感性を私は疑う。

しかし、小西氏が色々なところから講演を依頼され、おそらく、それがそのまま本になるのだから、現実にはこういった話に需要があるということなのだろう。

いやはや、現代人はどうしてこうも安易に分かりやすい回答を求めてしまうのだろうか?

それほど抱えている悩みは深いのか?それとも単に怠惰なだけか。

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岡潔の発言の中で特に面白かったのは感情に関する指摘だ。

岡潔は感情の同感なしには数学は存在しないという。

感情をもととして、意義を考え、その指示するとおりにするのでなければ、

正しい学問の方法とは言えないと指摘している。


岡 携わっている学者たちの感情がそれに同感する必要があるということを自覚すると、すべてがよくなると思います。

科学が進歩するほど人類の存在が危うくなるという結果が出ることだって、ベドイトゥングについて考え足りないのです。

芸術にしても現在のようでは、たとえばモデルを女性として尊重しないような絵かきがが多い。

そういう人の絵は人類にとってプラスとは考えられない。随所に間違いがあらわれている。

すべてのことが人本然の情緒というものの同感なしには存在し得ないということを認めなくてはなりません。


小林秀雄の発言で興味深かったは、批評についての面白い指摘の部分である。

小林秀雄の知り合いの骨董屋が亡くなり、その息子から一周忌に句集を出すから序文を書いてくれて依頼されたという話が出てくる。

その知人は素人なので、俳句は駄作で俳句でも何でもない代物なのだという。

だけど、それがおかしな俳句で面白い。しかし、それは本人のことを知っているからで、結局そういう俳句がおもしろいのは自分だけだと考えているのだという。

小林秀雄と言えば、もちろん言わずと知れた文芸批評の大家であるが、そんな彼がこんなことを考えていたというのは面白い。


小林 つまり生きている短い一生と生身の附き合いのことですね。

鑑賞とか批評とかが、どうも中ぶらりんなものに見えてくる、そういう世界のことなんですがね、どうも妙な話になってしまいましたが、たとえば岡さんにお話するでしょう、そうすれば通ずるということがある。

(中略)

もっとも、そんなことばかり考えていたら批評の商売になりませんから、考えません。

考えないけれど、頭のどこかにこの考えがじっと座っている。

そこから、なにか普遍的な美学が作れないものですかね。


クイック・ジャパン88


ウッチャンナンチャン特集。

ウッチャンナンチャンの番組はどうも気になってしまう。特にウッチャン。

面白い新番組をどんどんスタートして欲しい。




史実だという事前情報だけがあり、実際のラグビーの試合結果は知らなかったので、純粋に感動することができた。


これがほんの15年前の話だとは驚きだ。


残念ながら、法律や政策が変わったからと言って人々の意識はそう簡単には変わらないだろう。


そういう意味では、この映画はゴールではなく始まりの物語なのだろう。


なぜなら、優勝の瞬間、肌の色も、言葉の違いも、立場の違いも関係なく、国民が一つになって喜びを分かち合ったことだけは疑う余地がないのだから。

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本書を読むとアメリカには絶対住みたくないと、大半の人は思うだろう。

アメリカは一部の富裕層には天国だろうが、なにも貧困層だけではなく、所謂普通と思われる人々にとってさえ、地獄とよんでも良いような状況になっていることが読み取れる。

日本では、考えられないような分野までが、金儲けの対象にされている。

特に、私が驚いたのが第4章「刑務所という名の巨大労働市場」である。

アメリカでは囚人が刑期を終えて刑務所を出る時、多額の借金を抱えているのだそうだ。

囚人たちは用を足すときに使うトイレットペーパーや図書館の利用料、部屋代や食費、最低レベルの医療サービスなど、本来無料であるべき部分まで請求され、それだけにとどまらず、囚人を労働力として、考えられないような低賃金で働かせる派遣ビジネスが急激に広がっているのだという。

そして、労働力を確保するために、若者やホームレスを微罪であってもどんどん検挙し、刑務所に送り込んでいる。

しかも、一部の州ではスリーストライク法というものがあり、3度捕まると強制的に終身刑になるという信じられない法律まで存在するのだ。

金儲けのためなら何だって許される、自由の国アメリカ。

仕組みを作る側と甘受する側には格差社会という言葉では言い尽くせないほどの絶望的なほどの落差がある。

民主党に望むこと、それは間違ってもアメリカの真似をしないということだ。



「問題は、この国の国民が恐怖にコントロールされ続けているということです。

国民は「テロとの戦い」というキーワードにあおられて、膨れ上がる軍事予算と戦線拡大を黙認し、次々に現れる病気への恐怖から薬づけになり医療破綻している。

学位がないとワーキングプアになると思いこまされ、法外な学費を払うために高利で借金をする。

ホームレスになり刑務所に入ったあとも、さらなる借金スパイラルが追いかけてくる、といった具合です」

「一部の人々をのぞいて、国民すべてが借金づけになっってきていますね」

「ええ、「国民総借金大国アメリカ」というわけです。

一部の人々にとってみれば、より効率よく利益を生み出すシステムに近づいているとも言えますね」


http://www.flow-er.co.jp/osaka/


先日、井上雄彦最後のマンガ展に行ってきた。

立体的な展示なのかと思っていたが、思った以上にストレートな展示だった。

マンガの原稿を並べて、たくさんの人が安くない入場料を払ってでももそれを見たいと押し寄せるというのは本当に凄いことだと思う。

マンガというと、どこか表現活動の中で下にみられがちだが、井上氏の活動というのはマンガの地位を高めるのに一役買っていると思う。