静かな雌牛草原で草を喰む全てあげる肉も、乳も、心臓も蝶々と戯れて桜の花に魅せられてそよ風と日なたと青空の味になろうそしたらあなたは『美味しい』って、私に言って? あなたに必要としてほしいあなたに笑ってほしいあなたに思い出してほしいあなたと愛し合いたい私には残すものは何もない本当は、あなたに何かあげられる程私は何も持っていないただの雌牛