今回の記事はこちらの続きです。
これまでのお話は、生理痛は病気によるものと、
病気がなくても起こるものがあるよ、という内容でした。
今回は痛みを引き起こすある物質についてのお話です。
それは何かというと…
プロスタグランジン
これは何かというと、子宮内膜から作られる物質です。
この物質は子宮を収縮させる働きがあるのですが、
例えるなら、
チューブのマヨネーズをぎゅっと握る力
だと思ってください。
このプロスタグランジンが何らかの理由で過剰に産生されると、
握る力が強すぎて、子宮に強烈な痛みを引き起こします。
いや〜痛いときって、
ホントにお腹を内側から握られるような感覚がありますが、
あれってまんま、その通りの痛みだったんですね。
そりゃあ痛いわけですよ…
そうなると思いません?
クッソ〜プロスタグランジンめ!!
むかつく!超〜腹立つ!!!
そんなものなければいいのに!!
って。
でもね、このプロスタグランジは、産生されないと
それはそれで困るんですよ…
なぜかというと、この物質は本来、
- 排卵を誘発する
- 月経血を排出する
- 分娩を促進する
ものだからです。
多すぎても少なすぎても困るもの。
ホルモンなんかと一緒です。
つまり、プロスタグランジン自体は決して悪者ではないということを、
ご理解ください。
続きますよ〜