翼の翼がキツい=一応ネタバレ注意です
中受親、必読の書。(神経内科、全然関係ない。すみません。)中受あるあるが詰め込まれた、ある意味ホラー小説ですね。朝比奈あすか先生の、「翼の翼」一応!!!spoiler alert!!!中学受験および学歴コンプレックス陽性な上に、仕事もちょっと暇になっちゃった夫中学受験成功および不成功(と思っている)体験ありの舅姑中学受験未経験な上に、夫からやや見下されている妻の間に生まれ落ちてしまった、心優しき素直な少年戦士「翼」表紙のイラストでは、まだまだほっぺもぷくぷくの、紅顔の美少年であります。その翼が周囲の人間によって、文字通り身も心も「ズタズタ」にされてゆくのを見守る小説です。これ、正視できる読者いるのかしらん。わたしは薄目で読みましたよ。朝比奈先生、つらいよ。。。なにしろ、中学受験界にみられる,あらゆるイヤ~なあるあるが、これでもかー、これでもかーと詰め込まれています。あるあるの3段おせち状態です。おなかいっぱいです。「佐藤ママ」が中学受験界におけるごく少数のみが許されるブライトサイドであるとすれば、その辺縁で果てしなく広がっているダークサイドがこちら。そりゃ濃淡はあるものの、この小説に詰め込まれたあるあるを「その他大勢」である大多数は中学受験という数年にわたるイベントを通じて経験することになります。本当はみんな知ってるよね。本編で披露されるダークサイドは以下。子どもサイド:・クラス落ち・マウント・カンニング・答案改ざん・テスト解答を暗記、親の前で姑息的に披露・模試前の学校ずる休み(大人により実行させられる)・果ては家出大人サイド:・中学受験ブログ沼・中学受験掲示板沼・マウント・教育虐待・果ては、本物の身体的虐待・ついでにモラハラ朝比奈先生は、この小説を「No取材」で執筆されたとか。先生すごい!ホラーの才能もおありです!!!そして「何があったの?大丈夫ですか??」って先生自身のことが心配になる!でもさ、、、序盤で翼が入塾試験で出た国語の文章の続きが読みたいって言うんだよ。本を読むのが好きな子は、だいたいこれ、言うよね。これもあるある、か。翼の母はこのことを、とある重要なシーンで思い出します。わたし自身も、このことって、この小学生時代の大事な非認知能力だと思います。朝比奈先生がこのことを大切なものとして扱ってくれて、うれしく思いました。ちなみに、ちなみに、灘卒理Ⅲのyoutuber、べてらんち氏は、浜学園の国語のテキストが配られると、文章だけ先に全部読んでしまって、問題は解かなかったそうです。問題を解かない、のは問題ではないかと思いますが。。。氏の非認知能力の高さをうかがい知るエピソードだと思います。