膝の痛みで全く動けなくなった義母を病院に連れて行くために、
初めて救急車のお世話になりました。
このとき、救急車を呼ぶ前に、
かかりつけの病院に診察してもらえることを確かめておいたおかげで、
搬送から診察、入院までが、とてもスムーズに運んだので、
自分のための覚書もかねて、そのときの状況を書いておこうと思います。
義母の右膝は、もともとあまり状態がよくなくて、
痛かったり、おさまったりを繰り返していました。
入院一週間ぐらい前から、痛くなる頻度が上がってきていて、
トイレに歩いていくのが苦労になってきたなと思っているうちに、
入院一日前には、ペッドわきに置いたポータブルトイレに座るのがやっとになってしまいました。
入院当日には、起き上がることも難しく、ポータブルトイレに移動することも痛がってできない。
おむつをつけたくても、腰を浮かせられないし、このままでは排せつができない。
病院に連れて行くこともできません。
ケアマネージャーのYさんに相談したところ、
「平日だとストレッチャーが使える送迎のサービスがあるんですけど・・・」
たまたま、その日は日曜日。
「となると、救急車ですかね」
(うわっ、救急車ですか)
と思ったけれど、もうためらっている場合じゃない。
その際、Yさんがアドバイスしてくださったのが、
「救急車を呼ぶ前に、かかりつけの病院に電話をして、
診察をしてもらえるかを確認しておくといいですよ」 でした。
「日曜日でも電話はつながりますか」
「つながります」
ちなみにYさんは、そのかかりつけの病院にいるケアマネさんです。
というわけで、次は病院に電話。
看護師さんに状況を話すと、当直の先生に看てもらえることになりました。
「先生は看て下さるそうですが、病院に連れて来られますか」
「まったく動けない状態なので、ケアマネさんに、救急車で行くことを提案していただきました」
「では、救急車で来てください。お待ちしています」
というやりとりをしてから119番にダイヤルしました。
ちょっと動いただけで痛がる義母は、
使っていたシーツや枕ごと救急隊員の方たちに持ち上げられ、
担架に固定されて救急車に乗せられました。
とはいえ、じっとしていれば何ともない状態だったので、
同乗したわたしは、わりと落ちついていられました。
サイレンを鳴らして車が走り出し、
後ろの座席から、ちらっと見えるよく知っているはずの風景が、
普段と全然違って見えるのが、やけに印象に残りました。
病院で看ていただけることが決まっていたので、
救急車に乗ってからの搬送と診察は早かったです。
ケアマネさんのアドバイスのおかげで、
家から近い、かかりつけの病院に入院できることになってよかったです。