バトルロワイアルを18年ぶりに見た。 | USAXA!オフィシャルブログ

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こんばんはー。鍋氏だよ。

USAXA!のアルバム制作に向けてのクラウドファンディング、いよいよ明後日からスタートです!

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ぜひ皆様の力をお貸しいただきたく思います!!



さて、最近鍋氏はAmazonプライム・ビデオでバトルロワイアルを鑑賞しました。
そう、あの1990年代最後の問題作として脚光を浴びた映画ですね。

実はちょうどバトロワが劇場でやってた頃、鍋氏はリアルタイムで中学生やってました。

当時、PTAとかからの批判が凄まじく…というわけでもなく、実は普通に原作の小説、大人も子供も先生も生徒も読んでました。(田舎だからなんか緩い)

だってね、この小説、面白いんだもの。
当時、歴史小説や純文学を読んでた鍋氏にとっては新感覚も新感覚。
別に教育に悪いもん読んでるって気にはなりませんでした。もっとバイオレンスな漫画いっぱいあるし。

しかし、友達の親が借りてきた映画のバトルロワイアル。(R-15指定だったので、中坊は借りれなかった)
これを見たらさすがに、「あー、いかんもん見てるなあ」って気になりました。
やっぱり映像化されるとね、生々しさがね。

また、原作に結構思い入れがあったので、微妙な改編も受け付けられず、何となくそれ以来バトルロワイアルは自分の中で終わったものとなっておりました。


それから18年の時が過ぎました。

バトルロワイアルが、邦画史に残る傑作であると色々な映画コラムの記事で目にするようになりました。


鍋氏は驚いた。
原作ではなく、映画そのものが評価されている。
いやまあ確かに売れたけどさ。

鍋氏ももういいおっさんです。
今見たら、バトルロワイアルの感想がまた違うものになるのかなと思い、もう一度このタイトルを手にしてみました。


そして、映画を鑑賞して思った。


これ、面白いわ。

すごい面白い。


今見たらビシバシ込められたメッセージが伝わって来ます。
これはデスゲームの映画なんだけど、本当に伝えたいことは全く逆の事で「がむしゃらに生きる」ってこと。

それが、確かな才能を持った俳優陣によって見事に表現されているのです。

ナイーブな少年少女が武器を持つ手は危なっかしいことこの上ない。
でもその危うさ、繊細さの瑞々しく輝く姿は何物にも代え難く美しい。


いやはや、シチュエーションばかりを楽しんで、映画の中身そのものを観ていなかった昔の自分の幼さよ…。

つまりこの映画は、中学生が見たところできっと本質的なテーマは分からないのでしょうね。

若さの尊さを実感している「大人」だからこそ、この映画の良さが理解できるのかも知れないと鍋氏は思うのでした…。