自分が乗って来たのは違いましたが、一昨日は野津田車庫でラッピングバスに遭遇。縁起の良さを感じつつ山登りに向かいました。
われらがFC町田ゼルビアはセレッソ大阪を迎えてのルヴァンカッププレーオフステージ2戦目です。
初めてスタメンをボードで発表する場に居合わせました。ゴール裏ではないので日頃は声出しなどしないのですが、この時ばかりは学生スタッフさんが選手カードを貼るのに合わせて「町田!」のコール。
しかしいつものようにここから入城はいたしません。バックスタンドのカテゴリー3がこの日の私の席です。キックオフから20分以上過ぎて着いたルヴァン鹿島戦では下の階で観戦しましたが、上の階に来るのはたぶん2年ぶり。
ピッチが見えるといつもの野津田なのですが、それまではまるでアウェイに来たような、知らないスタジアムという感覚で新鮮。たまにはこちらへも訪れるのも悪くない。見やすさにおいて劣ることはないですし。
水曜の試合からは3人のスタメン変更。ベンチにはオーストラリア代表から早めにもどったデュークが入っています。
2点差という1戦目の勝利があるのでついつい余裕を持ち過ぎてしまいそうですが、まだ突破が決まったわけではありません。しかしそれが3点差となればどうか?5分に早くもリードが広がりました。決めたのはナサンホ。
ヨドコウでのゴラッソに続く得点は下田のコーナーキックから。後ろへ下がった位置でグラウンダーのボールをダイレクトでゴール隅に蹴り込んだのでした。あらかじめデザインされたプレーが綺麗にはまりましたね。映像を見ると他の選手たちがそれぞれ上手に相手をブロックしていたのかな。
セレッソにもチャンスは作られながらも、ゼルビアは守りに入ること無くさらに攻めます。外国人枠の都合でリーグ戦の出番が減っているバイロンがこの試合もキレキレでした。内側へ入っての彼のシュートからさらにヘンリー、そして下田と連続して相手のゴールに迫ります。セレッソのキーパーは1戦目と違ってキムジンヒョンでした。
これはもう決定的だろうという追加点、アグリゲート5点目は昌子源のゼルビア加入後初ゴール。
またも下田のコーナーキックから。ファーサイドにいた昌子の足下にボールがこぼれるとそのまま押し込んだのです。
私と違って選手は気が緩んだりしてはいないと思うのですが、この後に2点を失って前半の内に追いつかれてしまいます。26分はレオセアラにペナルティーエリアに侵入されるとクリアしようとした昌子のオウンゴール。36分にはディフェンスの裏に抜け出した上門に流し込まれました。この試合で同点になっただけとは言うものの、ちょっと嫌な展開です。
後半に最も活躍した選手と言えば福井でしょう。彼の見せ場など無い方が良いのですが、日本代表とポジションを争うだけの能力があることが図らずも証明されてしまいましたね。彼のセーブが無かったら、いったいどうなっていたことやら。
後半も半分ほど過ぎたところでデュークがピッチへ。
彼の母国もW杯2次予選を順当に通過したようですし、今回の招集の1試合目で先発したことでクラブへの合流が認められたのでしょう。怪我による離脱でなくて安心しました。
その後に池田を入れて3バックに並びを変えるなどして、セレッソの猛攻をしのぎ切ったゼルビア。1戦目の貯金があって本当に良かった。次のステージ(プライムラウンドと言うのね)へ進出決定です。
おめでとうございます。次はいつかなと思ったら、かなり間が空いて9月なのですね。ACLに出ていた3チームも加わっての抽選では、どことの対戦になるのでしょうか。また楽しみが増えました。
天皇杯ではベスト16が最高だったかと記憶していますが、ベスト8となるとかなり印象が違いますね。おぼろげながら頂点が見えているような・・・
セレッソは清武が途中から出ましたけれど、できれば香川も観たかったな。
【実況・原大悟 解説・渡邉一平】
2024・6・11