前回のホームゲームの日は昼過ぎまで雪が降り、積もるほどでした。それがこの日はすでに新緑が美しい。
今年は野津田では桜が見られなかったなあ。
さてロアッソ熊本をお迎えしたFC町田ゼルビアです。
ゼルビアはスタメン・リザーブ共に前節から変更なし。孝司はいつもどって来るのでしょうか?
ゼルビアもそうですが、熊本もここまで大宮・新潟など大物を倒す快進撃を見せています。昨年21位だったクラブとは思えません。
そんな侮れない相手から、得点できそうだった惜しいシュートは戸高。中村が相手を背負いながら上手くターンして中へ折り返したグラウンダーのパスでしたが、戸高の足から放たれたボールはポストの外側へ。
こちらが先制のチャンスを逃すと、ものにしたのは熊本。
ふわっとした高いボールを裏へ出されると、髙原が前へ出ましたがさわることができず、それを蹴り込まれてしまいました。オフサイドかなと一瞬思ったのですが旗は上がっておらず、何かあっけなく決められてしまった印象でした。
前半にゼルビアのシュートは何本かありましたが、枠外であるか相手にブロックされるものばかり。総じて熊本が良かったような気がします。
しかし後半からはこちらの攻める場面も増えて来ましたね。
負傷の戸高に代わって入った杉森が、左サイドをドリブルで駆け上がる、相手をかわして中へ切れ込む。おそらくバックスタンドのみなさんは、近くで観られてより彼のプレーを楽しめたのではないかと思います。
同点に追いついたのは深津のゴール!
とは言ってもアタマではなく、井上のクロスを相手がクリアしたところをボレー?シュート。横っ飛びしたキーパーの手を弾いてボールはゴールの内側に転がってくれました。
無敗はまだ続けられそうだとよろこんでいたのも束の間、熊本にヘディングシュートを決められて2失点目。そしてそのまま時間は刻々と過ぎてアディショナルタイムへ突入。
良い位置でもらった平戸のフリーキックからもゴールは生まれず。中島がペナルティーエリアで倒れたが笛は鳴らない。
無敗記録もここまでか・・・
もういつ終了となってもおかしくなかったでしょう。そこで森村のクロスに頭で飛び込んだのがドリアン!
ボールがネットを揺らすと、野津田の盛り上がりは最高潮に。途中出場のふたりが見事にやってくれました。
ゴール裏へと走っていった選手たちがもどり、熊本がプレーを再開したところで試合終了。ゼルビアは無敗を守ることができました。
もちろん勝利することに越したことはないのですが、こんな劇的な試合を目の前で見せられては、日頃あまり観戦に来ていない方でも応援せずにはいられないでしょうし、また足を運んでみたくなるはずです。
私自身も勝ったかのような気分でしたよ。
ドリアンのインタビューは帰宅してDAZNで観ましたが、現場で映像装置で流して欲しかったですね。引き分けでしたけれども、ヒーローの名に値する活躍だったのですから。
【試合日4・8 4位 勝ち点16】
2018・4・8