バス停に急ぐ私。
幼稚園の前を通りかかって、
目が釘付けになった物がある。
それは赤いバケツ。
幼稚園の門の内側に置いてあった。
幼稚園の子どもたちが片付け忘れ?
いえいえ、これは園の冬の風物詩ともいえる、
靴底についた園庭の泥を落とすための小枝いれなのだ。
今年もそんな季節になったか。
朝が苦手でマンション暮らしではなかなか見る機会がないが、
霜柱ができる時期だ。
冬の園庭は一面霜柱になる。
日中、暖かくなると、
その霜柱が溶け、園庭は田んぼか?湿原か?
とにかくグチャグチャになる。
靴底にはもれなく!たっぷり泥が付き、
そのままでは道路を歩けない!
その泥を、
特製のスノコみたいな泥落としにこすりつけて落とすのだけど、
それだけでは、
靴底の溝に入った泥は取れない。
そこで小枝が役に立つ訳!
一応、ここは東京の区分(笑)なんだけど。
自然豊かな環境で四季折々、様々な体験を通して、
親も子も成長させてもらった。
でもね、
子どもは前しか向いてない。“今”が一番!
靴底の泥を落とした日々なんて、「そういやぁあったな」くらいなんだろうけど。
親だって、“今”が一番!って言うより、
日々の色々をやっつけてなんとか暮らしてる訳だが、
どこか“昔は良かったな”って気持ちがあるから、
時々後ろを振り返りながら今を生きてる。
振り返る思い出が今の自分を支えてくれてる。
苦手な寒さが続く日々だけど、
見上げた桜の枝にはつぼみがついてた!
あと1ヶ月ちょっと辛抱すれば暖かくなる。
春を待ちながら風邪ひかないように頑張ろう!
p(^-^)q