手のこと　ヘパーデン結節ブシャール結節　②

チーズケーキとアップルパイのお店

焼き菓子きび党の

飯田です❤️

今回は治療についてご報告していきます

で、まずこの病気について再確認。

ヘパーデン結節とは

この病気は人差し指から小指にかけ第一関節が赤く腫れたり、指が曲がったりし、痛みを伴うことがしばしばあります。原因は不明ですが、局所の所見は高齢者に多発する変形性関節症の一つです。一般に40歳代の人に比較的多く発生します。中には水ぶくれのようになることもありますが（ミューカスシスト）、関節リウマチとは異なります。
（埼玉手外科研究所ホームページより）

※ブシャール結節はヘパーデンと同じことが第一関節におきていることになります。

ヘパーデン結節の治療

痛みがある場合

鎮痛剤、ステロイド等の注射、湿布、テーピングなどの治療が選択されます。これらの方法でも症状の改善が得られず、指の機能の制限が強い場合には手術も考慮されます。

痛みがない場合

特に治療の必要はありません。

（ユビー病気のQandAより）

最終的には手術しかないって。。。🥲

手術以外の治療を求めて

私には今まで2回の手術経験があります。1回めは、高校３年の時の盲腸。2回目は、８年前の甲状腺ガン。どちらもそれほど難しい手術ではありませんでしたが、術前の同意署名をする時はやはり緊張しました。甲状腺の時は全身麻酔である事と、声帯を傷つけてしまう可能性もあり、それなりにリスクもありました。いずれにしても、身体にメスを入れるというのは、なるべくならしたくない。

しかも今回は手の指。二つの関節✖️８本の指が痛いのだから、解決策が手術しかないとなれば、16箇所にメスを入れることになる。これはもう恐ろしさしかないです。費用もかかるし、もし、手に不自由さが残ったらどうしよう。すごく不安でした。

強い不安

この不安感。もしかしたら私は他の人よりもかなり強かったと思います。なぜなら、菓子職人だから。でも、それだけじゃないんです。

手を使う仕事が好きだし、それが生きる望みになっていたから。そして、経済的にも、生きていくために働かなくてはならない。

32年前、ビルメンテナンス業二代目の元夫と「いざとなったら昔のお義父さんとお義母さんのように、掃除のおじちゃんおばちゃんで食べていけばいいよね。」と言い合って結婚しました。でも倒産した時、そうはならなかった。一度高級スーツに身を包んでしまうと、男の人はプライドを捨てられないみたい。じゃあ分かりました、私が子ども達を育てるからと離婚。

それから16年。

働きましたよー。いっぱい。

お陰様で子ども達は立派に成長してくれて、ちゃんと独立できました。ただ、私が老後暮らしていけるだけの蓄えは全くありません。だから私は、ずっと働き続けることができるように、きび党を作ったのです。

また、もしもきび党が上手くいかなかったら、昔義理の父に修行させられた掃除の仕事をして、暮らしを立てていこうと思っていたのです。

それが、今後できなくなるなんて。日常生活も大変なのに、菓子作りだけでなく、掃除の仕事さえもできなくなる。

さらに、このまま無理して手を酷使したら、障害が残って、将来子ども達に迷惑をかけることになるんじゃないかって。心配しました。それだけは絶対に嫌。だったらきび党をやめるしかないんだろうか。。。

休みなんかほとんど取らず、お菓子を作って売って、商品開発して、先行投資もして工房作って、飛び込み営業や、苦手なpc関係も、インスタやFacebookも、全部きび党があるから頑張ってきたのに。きび党がなくなったら、私に何が残るんだろう。。。なんで私なんだろう。神様はなんで私を選んだんだろう｡｡。

「痛いよぅ。悲しいよぅ。悔しいよぅ。」涙が溢れました。

よく「健康でさえいれば、人生何とかなる。」って言うけど、本当だ。もっと大変な病気や障害を抱えている人から見たら、私なんか悩むほどのこともないと思われるかもしれないけど、指が痛いとか使えないだけで、こんなに人生変わるものかって愕然としました。