最終回や終盤を知ってるメリット | どこかの誰かのメモ帳

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✎ はじめに
早い段階から知ってしまうなんてつまらないと思う人もいるでしょう。しかし知っているメリットもあると私は思います。
あくまで普段からそうしているという話ではなく、そういう気持ちでそうしてしまう事もあるという話。


✎ そもそも結果が分かる作品もある
そもそも最初から結果を分かっている作品もあります。
例えばゲームではありますが、RPGなんてのは最初から目的がでていて目的を果たしてクリアですから、初めから分かっているようなものです。それでも途中がどうなっていくのが分からない、どうやってそうなるのかも分からない、だから面白いのです。
バトル作品やスポーツ作品やホビー系の作品もおおよそ分かるものもありますが、それでも途中が面白いから楽しめますよね。

それ以外だと最初から結果を見せる作品もあります。
それは古畑任三郎シリーズのように初めから犯人が分かっている作品。倒叙ミステリーと呼ばれ、犯人が分からない推理ものとは異なり、どう見破られるのかがメインになっていきます。つまり初めから分かっているのにそこにたどり着くまでが謎なところが面白いのです。


✎ 分かってるからこそ分からない面白さ
じゃあ元々そうじゃない作品だと何が面白いって、先程話した作品のように、分かるからこそ分からないものが生まれる面白さがあります。
最後を見るとどうしてこうなったんだろう、このキャラはどうやってこうなれたんだろう、いろいろと謎が生まれます。
そして途中を見ていくと、それらしい展開が見られたり、何も知らないよりも伏線に気付きやすい面白さもあります。
何も知らない状態だと後々聞かされてやっと気付いたりもしますし。


✎ 最後を知ってる方が安心できる
以前見て分かるなと思った事、フィクションでも動物が死ぬ作品は辛くて見られない、だからメインに動物、犬なんかががいて、死ぬ展開があるような作品だと途中で動物まで死んでしまったらどうしようという不安を持つ方もいるようです。その場合、誰かに動物が死なないかどうかだけ聞いたりすればいいわけですが、とりあえず最後を知れば他の登場人物も含め安否が分かるという安心感があります。
分からない面白さやわくわく感と言ってもメンタルが弱いものとしては分かってる安心感がほしいと思う時もあるものです。


✎ 裏切り展開を避けられる
また、動物が死ぬに限らず、最後がショッキングな場合は見ないという選択肢もできるので、この方法のが見て損したってなりにくいと思うんですよ。
夢のある展開を見させておいて夢オチとか平和な作品と見せかけて鬱エンドとか、最早裏切りに近い作品を避けやすいメリットもあると思います。

そんなのつまらない、理解できないと思う人もいると思いますが考え方はそれぞれだと思います。



✎ 覚悟ができるから緩和される
最後で登場人物が別れたり…そんな展開を見たところで良く知らないので、良く分からないなりになんとなく悲しい、寂しいと思ったりします。これをちゃんと知ったうえで見ると感情移入が激しくなって、すごく悲しくなったり寂しくなるものだと思います。
ですから感情を和らげるために後から見なくていいように先に見ちゃう人もいるんですよ。


✎ 楽しみ方の違い
感動したりワクワクしたりと感情的な楽しみ方とは違い、とにかく知りたい理解したいという楽しみ方もあるのだと思います。恐らく私は後者の楽しみ方を優先している事があるのだと思います。