デジモンアドベンチャー 太一とヤマトのぶつかり合いの話 | どこかの誰かのメモ帳

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※あくまでデジモンアドベンチャーから分かる事、感じる事で続編などの情報は無視しています。あくまで個人的な意見です。

アニメ『デジモンアドベンチャー』に登場する主人公の八神太一と仲間である石田ヤマトの関係が興味深くて好きでした。

彼らは選ばれし者として世界を救う役目を負う事になりますが、太一とヤマトはぶつかり合う事が多い印象でした。恐らく性格的に馬が合わないからでしょう。

太一は無鉄砲に見えて冷静で理知的であるため、正論をハッキリ言います。しかし、感情よりも物事を優先したり、ハッキリ言わない人の気持ちの気付く事ができないなど、無神経で冷たい印象を与えてしまう事があるのが弱点です。

一方でヤマトは仲間思いで仲間の気持ちによく気付く優しい性格をしておりますが、仲間や感情を優先してしまうために、物事を優先できず、後先の事を考えられない弱点を持ちます。

それ故、ヤマトには太一が冷たくて無神経に見えるようで、攻撃的になる事があります。太一は無駄な争いを避けるために、自らヤマトのスタンスに激しくぶつかる事はなかったですが、ヤマトにぶつけられる事によってケンカをはじめる事が多かったです。

最終的にヤマトは敵の罠にかかった事もあり、正反対である太一と本気で戦いますが、結果として自分は自分であると考えられるようになり、協力して戦う事になりました。

しかし、私はこの二人が理解し合い、常にぶつかる事なく協力し合える事になれば最高のバディになれたのでははいかと思います。

43話では次々と現れる敵や仲間の死に、心身ともにボロボロになった太一の仲間達に、太一は「これ以上仲間の犠牲を増やさないように進み続けるしかない。」というように話す一方で、ヤマトは「それでも仲間の気持ちを整理する事が必要だ。」と主張します。

太一は正論だと思いますが、一方で気持ちを整理させる事によって次に進むための土俵が整う事からヤマトの言い分も理解できます。

双方の言い分を理解し合い、受け入れる事で理想的な形ができるのではないでしょうか。


9話
ヤマトは皆をさがすというが、太一は島をどう渡るというので、ヤマトは泳いでいくという。
太一は北極みたいな寒さだから無理だというが、ヤマトは いかだ を作るという、しかし太一はそれより島がどこに動いているのか気にならないかという。
ヤマトは"それよりは"とは、どういう事だと怒ってしまい、二人は殴り合いのケンカに。
ヤマトはタケルは一人ではなにもできないと泣いてしまうので、太一も考え直す。


43話
ミミはもう戦いたくないと泣き出してしまうが、太一は進まなければならないという。
しかしヤマトは分かっているけど気持ちを整理する事も必要だと太一を叱る。


45話
ジュレイモンの罠によって、ケンカをふるヤマトに対して、太一は仲間が犠牲になっていくなか、無意味なケンカをやめろという。

太一はやっぱり自分達は意味があって選ばれたのだから自分達がどうにかするしないという。

ヤマトもそれぞれが自分のスタンスをもっていけば良いと考え直して皆に謝罪するが、自分を見つめ直したいと単独で行動する事に。

衝突する二人の結末はさまざまですが、二人の場合はお互いに自分のスタンスをもつという形で終わります。