これは原作とアニメ別の良いところではなく、あくまでアニメ化にこだわった話です
アニメ化により編集される部分
作画
アニメで見やすくなったり、元より綺麗なデザインになる事がある。それにより原作よりも広く受け入れてもらえる事もあるが、綺麗と好きはまた別の話、それでも原作の絵のが好きという人もいるだろう。なので作画の変化が良いのか悪いのかは人それぞれだと思う。
逆に原作のセンスの良さが活かされなかったり、漫画という白黒だからこそ良かった塗り方が活かされず、アニメになると途端にダサくなってしまうパターンもある。
画力や癖とは別に原作、アニメでのお互いに少し違った絵柄で固定される事も珍しくない、こちらも好みは人それぞれだと思う。
普段は白黒なので原作的には問題なかったが、カラーにすると見にくいなどの理由でカラーが変えられる事もある。
これも人によって好みは分かれるだろう。
それ以外に原作でアングルやパースがおかしい部分もアニメでは綺麗に修正されていたり。
内容
アニメ化は原作を一通り見て作られているので改善される事もある、原作だと分かりにくかったシーンが分かりやすくなっていたり、内容的にまずかった事やシーンもアニメでは上手く修正されたりカットされる事もある。
アニメは漫画より多くの人が見るため修正される事がある。例えばグロテスクなシーンがぼかされたり、キャラクターの性格が少し丸くになっていたり、キツめの内容がマイルドになっていたり。
それによって見やすくなった人もいるかもしれないし、そこが良かったと思う人もいると思うので、これが良いと思うか悪いと思うかはその人次第である。
アニメ側が追い抜いてしまう
原作とほぼ同時進行だとオリジナルの話をいれたり、オリジナルシーンを多くいれる事になるが、先の事を分かっていない事から明らかに間違った設定などをいれてしまう事がある。デザインのミスもある。
この場合、なかった事にしたり上手い具合にごまかされる事も。これはアニメ化による悪いところ。
クールの関係で原作は最終回を迎えていないのにアニメで無理矢理 最終回を作った場合、原作と全く違ったり展開がおかしくて不評な事もある。
アニメオリジナルは良いか悪いか
続く話や原作の進行状態などでも変わっていくが、原作をそのままアニメにすると時間が余る事が多いのでオリジナルを追加する事が多い。
それが面白い事もあれば不評な事もある。
特に原作だったらこのキャラはこんな事はしないだろう、考えないだろうとアニメ側が分かってない現象が起きてしまう事も珍しくない。
むしろアニメしか見てないと原作のギャップに驚いたり、原作よりアニメのが面白いと思う人もいる。
もはやアニメはアニメ、原作はあくまでベースでほぼオリジナルになるパターンもある。原作があるからアニメがあるのは分かっているが、作品によってはアニメのが全然面白かったりする。
安定性
漫画のが関わってる人数が少ない事、一人が中心である事から安定性がある。
一方でアニメは多くの人が関わっている事、総監督がいても話によって手掛ける人が変わってくるので原作より不安定なところがある。
内容
原作も作者が設定を忘れてしまう事もあるが、アニメのがスタッフが多い分、設定が上手く伝わってないせいで矛盾が発生する事もある。原作に忠実でないほど不安定になりやすいと思う。
作画・作風
特に昔のアニメは話によって別人じゃないかというぐらいキャラの顔が変わってしまう事もあった、作画以外にも演出なども全然違ったりする事も。特に原作に忠実でない場合はその人によって話の雰囲気もがらりと変わったりする。
しかし作画といい演出といいそれぞれの良さや好みもあったりするので、考え方次第では悪いとも言えないところである。これはアニメ化に限った話でないが。
アニメとの相性
アニメには音楽が入り、動きがあるのでバトル漫画のようなよく動く作品はより迫力がでて面白くなる。
一方で頭脳戦や推理系の作品は漫画だと自分のペースでじっくり読んで理解できるのに対し、アニメは録画して見直さないと理解するのが難しい場合もある。設定が複雑な話などもそう、絵や説明に工夫がなければ理解するのが難しくなる。
そう考えるとアニメ化はバトル漫画のようなよく動く作品やギャグなど単純な作品の方が相性が良く、推理や頭脳戦など複雑な作品とは相性があまりよくないと思う。
知名度
やはりアニメ化すると知名度がぐんと上がる。漫画は興味を示して買って読む必要があるが、アニメはたまたま目に入ってそのまま無料で見られるからだ。