ハイキングに来たキテレツ一家、山頂までは距離があり元気な両親でしたが、一方でバテバテなキテレツとコロ助。お母さんは近くに見える廃校で休もうと提案、すると二宮金次郎の銅像が見えて来ましたが、よく見るとブタゴリラの顔にそっくりでした。
その後、八百八にてブタゴリラそっくりの銅像の写真を見せるコロ助とキテレツ、皆で見たいという話になります。しかし道のりは長く、バスを降りてから四時間も歩かされたとキテレツ、潜地球など移動に使えるものはオーバーホール中、それなら天狗の抜け穴を使えばという話になりますが、結局誰が貼るのかという話に。すると熊田夫妻はせっかくだから見に行こうと張り切り、ブタゴリラと一緒に行く事に。コロ助はどこにあるのか教えてもらうために無理矢理連れていかれます。
その後、バスに乗る熊田一家、ブタゴリラが眠っているとおばあさんがブタゴリラの顔を見て10円を置いて拝みます、起きて驚くブタゴリラ。バスを降りるとリュックをバスに忘れた事に気がつくブタゴリラ。両親は大切な物でも入っていたのかと聞くのでやりかけの夏休みの宿題と答えます、やりたくなくてわざと置いていったんじゃないのかと疑う両親。
その後、山頂を上る熊田一家とコロ助。熊田一家はバテバテですがコロ助だけは元気です、実は以前使った火事場風呂敷を体に巻いているので身軽に動く事ができたのです。一足先に廃校についたコロ助はブタゴリラにそっくりな銅像を探しますが、何故か見つからず、焦ったコロ助は天狗の抜け穴を貼ってキテレツ宅に避難します。待機していたキテレツ、みよちゃん、トンガリに事情を話しますが、いずれブタゴリラか帰って来てしまうからと戻る事に。
その頃熊田一家はお弁当を食べますが、肝心な銅像がないと怒るブタゴリラ。天狗の抜け穴を見つけてもキテレツ側を剥がしてしまったので戻れず、ブタゴリラは仕返しに川に貼り付けていたのです。そこへ来たキテレツ達は川に落ちてしまいますが、浅く足が浸かるだけでした。するとそこへ来た担任の佐々木先生、わざわざブタゴリラのリュックを届けてくれたのです。やりかけと言っていたので真っ白だからブタゴリラのではないのかと皮肉をこぼします。先生は世話になってる民宿の息子がバスの運転手をしておりリュックを見つけたそうです。そして先生もわざわざ変わった二宮金次郎の像を見に来たと話します。ブタゴリラにそっくりで驚いたと先生、なくなる前に見たかったとトンガリ、するとまだあると言い、民家に案内してくれます。
そこにはバスに乗っていたおばあさんもいました、あの銅像は二宮金次郎ではなく夜神三郎という銅像で、廃校が取り壊される事になり、おばあさんが引き取ったと説明する先生。三郎は江戸時代の末期、夜神村で乱暴をしていたので村を追い出され、山奥に小屋を立てて一人で畑や田んぼを耕して暮らすようになった。ある年、雨が降らず村は大凶作にそんな時、三郎よ稲だけは実をつけた、詳しくは分からないが三郎だけは育て方が違った、三郎は罪滅ぼしに稲を村人に分けてあげた、その噂を聞いた二宮尊徳は三郎を損得の弟子にしたという伝説があったそうです。
そんな時バスがブレーキをかえて道路から外れてしまいます、鹿が急に飛び込んできたと運転手。それを見たキテレツは活躍するチャンスだと火事場風呂敷をブタゴリラに渡します。ブタゴリラは火事場風呂敷をタイヤにつけて見事にバスを元の位置に戻します、驚く一同。お礼におばあさんの民宿でご馳走になります。
その後、夜神三郎を見習い、野菜を背中のかごに、難しい本を読むブタゴリラ。驚くコロ助でしたが表紙だけで中身は漫画でした、ブタゴリラは内緒だと言って逃げていくのでした。
ーーーーー感想ーーーーー
ブタゴリラはこの手の話が多いですね、展開がゆるりとしていてとても平和でした。
本編とは関係ないですが、キテレツの両親を二児の親と言っててコロ助も子供と認識されているのが良いですね。
八百八は今回も臨時休業、多くて心配になりますw