【工事中】 木を切る改革 ・・・ | 大阪ミナミの山小屋(別館)だより

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「木を切る改革」

大阪市が市民の反対押し切り

街路樹伐採を強行

 

週刊金曜日 2024年7月1日(月)

11時10分 配信

 

上部を伐採され墓標のように並ぶアメリカフウの幹。この後に根こそぎ撤去された。

 

 

大阪市が街路樹・公園樹の安全対策事業として倒木などのリスクがある樹木約1万9000本の伐採・撤去を進めていることに対し、健全な樹木も撤去対象になっているとして市内各所で市民が伐採に反対している(本誌1月19日号既報)。

その後も市が伐採を続行する中で撤去理由が曖昧だとして街路樹と公園樹の各1カ所で市と市民の協議が年度を越えて続いている

だが、街路樹は4月末に市が突然伐採を強行し、公園樹も市が協議を打ち切って伐採を強行しようとしている。

 

大阪市緑化課によると、安全対策事業では街路樹を2018~24年度に約1万2000本、公園樹を20~23年度に約7000本それぞれ伐採・撤去する。街路樹・公園樹とも撤去対象を公園事務所職員の判断で選定し、公園樹の一部は樹木医の健全度診断を参考に職員が判断した23年度は街路樹1060本、公園樹1662本を撤去する予定になっていた。

 

街路樹撤去で市と市民が協議しているのは、大阪市南東部の阪神高速高架下・大阪松原線の阿倍野、東住吉、平野各区にかけて並ぶすべてのアメリカフウ204本。樹木に貼られた撤去理由は「根上がり・根の生育不良等」か「視距阻害等 (車道や歩道からの見通し不良) 」で、約9割が後者を撤去理由にしている。

 

今年1月に阿倍野区 52本の伐採が終わって東住吉区 113本と平野区39本の伐採が始まると、東住吉区の市民から疑問の声が上がり1月末と3月初めに長居公園事務所による現地説明会が開かれて伐採は保留になった。市民らは「撤去理由が曖昧で納得できない」「視距阻害は剪定すればすむことだ」「伐採ありきですべて撤去はおかしい」 などと指摘。市側は撤去理由について説明ができず、市民らは撤去理由の根拠や証拠を示す資料を求めていた。

 

ところが4月末になって市は突然、東住吉区の残り約90本の伐採を再開。5月2日には現場で抗議する十数人の市民の中の1人が伐採業者の前に立ち塞がり、アメリカフウ3本だけが伐採を見送られ、協議が続いている。

 

こうした動きに対し「大阪市の街路樹撤去を考える会」の谷卓生さんが「大阪松原線の街路樹撤去の判断根拠やプロセスの検証を求める陳情書」を市議会に提出。5月23日の市議会建設港湾委員会で中村浩一・長居公園事務所長は「道路交通の安全確保のために1本ずつ植栽環境を確認した資料をもとに選定した」と述べたが、撤去の判断根拠を示さなかった。

 

 

市側「最後は行政が判断」

 

一方公園樹撤去をめぐって協議が続いているのは扇町公園 (北区) のケヤキ、クスノキ、イチョウなど計56本。市の説明会は1月に続いて2月末にも開かれたが、市民側が納得できる説明がないまま協議は12時間半に及んだ。

 

5月24日に3回目の協議が扇町公園事務所で開かれた。参加者30人、協議時間2時間に制限された中で、市民らから「遠足の小学校どうしで木陰の取り合いになっている。樹木が切られると熱中症が心配」「市民の共有財産である樹木を行政の判断だけで伐採していいのか」などの意見が相次いだ。

 

こうした意見の中で最も疑問視されているのが、樹木医の健全度診断で「保存」「剪定」と判定され「伐採」の必要性がないとされた24本が撤去対象になっていることだ。撤去理由について市側が「樹皮欠損や腐朽、根上がり、植栽環境など総合的に判断し、将来的なリスクを考えた」と繰り返すのに対し、市民らは撤去判断の基準を提示するよう求めた。市側は基準について説明できないまま、松本直己・扇町公園事務所長が「協議は続けるが、最終的に行政が判断する」と述べ、強硬姿勢を変えなかった。

 

協議後の会見で、筆者は「健全な木まで切る維新市政の『木を切る改革』と揶揄されているが、どうして市民の意見を取り入れて見直すことができないのか」と質問。松本所長は「市民に選ばれた議員による議会で決まったことを実行するのが民主主義だ」と言明した

 

平野次郎・フリーライター

 

 

 

 

 

 

 

 

上町筋の街路樹皆殺しになってますけど ・・・

何なん。

 

大阪アホげな小発見。とか

2019年12月 8日 (日)

 

 

先の金曜日、市バスに乗ろと国立病院大阪医療センター前のバス停に向かいますれば ・・・ 何なんこれ!な状態に。

 

 

 

 

上町筋を彩る街路樹が全部伐り倒されますがな。どういうことこれっ!。空見えてすっかり景観がかわってしもてますがな ・・・ ってことより、そろそろ紅葉の時期を迎えるはずやった立派なアメリカフウの木々がえげつない伐られ方していて…怒り同様、悲しさがこみ上げてきますわ。

 

残された幹に “お知らせ” と記された貼り紙。読みますれば “この木は道路を通行する人や車の安全面に影響を与えていることから、撤去を行う予定にしております ・・・ って、どこがそんな影響を与えてるって言うねん ・・・ あ、コトバ乱れて申し訳ありませんな。

 

 

 

 

改めて大阪市のサイトを見ますればまぁあれこれ書いてあります。納得できんことが色々記してありますけど、まぁひとつ「・・・ まぁ確かに」と思う文言は “根が歩道の舗装を持ち上げたり” の部分。それは確かにそう思うこともありますけどそれは ・・・ 歩道をやり直すべき事象なんちゃうかと思いますけどどうでしょそもそも “街路樹は命あるもの” って感覚がそこにないのが ・・・ おかしな感じしますで

何十年もかかって立派に生長した木々やのに誰がこの様なこと言いだしてそれに賛同してこうなっているのか知る由もありませんけど正直気に入りませんわ。大阪市の発表によると今後3年で市内9,000本の街路樹の伐採をするとのこと9,000本 ・・・ でっせ。えげつない殺生をするってことが ・・・ まかり通ってるんでっせ。

 

これって ・・・ 万博のための整備の一環なんかもと思うとなおのこと「何やねんそれっ!」な気分。なんぼ先の台風で倒木してえらい目にあったか知りませんけどえげつないことくれまんなぁ大阪市。市民として恥ずかしくかつ苛立たしい気分に寝られませんで ・・・ って、いやまぁ明日もあるし寝ますけどもね。

 

 

 

 

 

 

 

 

維新の足元で進む

「木を切る改革」

1万本伐採計画に住民猛反発

                                                                    松本紫帆

 

毎日新聞 2023年2月12日 8時30分

(最終更新 2月15日 20時33分)

 

大阪市の「安全対策事業」で伐採された街路樹

=2022年12月撮影 (提供写真)

 

それは、突然の通告だった。閑静な住宅街の駅前通りにあるイチョウ並木(計20本)の幹にテープで留められた1枚の白い紙「この木は撤去を予定しています」と記されていた。予定はわずか2週間後。張り紙で初めて伐採を知らされた住民女性 (34) は「なんで急に・・・」と困惑するばかりだった。

 

イチョウ並木は女性が暮らすマンション (大阪市東住吉区) 近くにある。秋になると鮮やかな黄色に染まり、毎年楽しみにしていた。撤去を予告してきたのは、木を管理する市だ。電柱や電線、道路標識の妨げになることが理由という。だが、女性の目にはそれほど邪魔には見えない。市に撤回を求めたものの、年の瀬にイチョウは根元から切り倒された。

 

市が街路樹の撤去を始めたのは2022年夏から。さらに大阪城公園など各地の公園樹を含めて計約1万本を24年度にかけて撤去するとしている。だが、これに住民が反発。地域政党「大阪維新の会」の市長の下で進む事業であることから、SNS(ネット交流サービス)上では維新の「身を切る改革」になぞらえて「木を切る改革」と批判されている。