長野県内の山岳遭難発生状況(週報)
更新日:2021年3月8日
1.先週の発生
3月3日
中央アルプス 乗越浄土
52 女 その他 無事救出
2人パーティ―で木曽駒ヶ岳から下山中、技量不足により、行動不能
3月4日
松本市 戸谷峰
67 女 滑落 負傷
2人パーティ―で戸谷峰から下山中、足を滑らせて滑落、負傷
3月4日
後立山連峰 唐松岳
64 男 不明 死亡
単独で唐松岳八方尾根を登山中、何らかの原因により、行動不能
3月7日
飯山市 鍋倉山
55 男 滑落 負傷
2人パーティ―で鍋倉山のバックカントリーを滑走中、立木に衝突して滑落、負傷
2.山岳安全対策課からのワンポイントアドバイス
先週県内では、4件の山岳遭難の発生があり、うち1件は死亡遭難です。
県内は日中、暖かい日が続くようになったため、標高が高い山域では、日中に溶けた雪が夜間に凍結し、アイスバーンとなっています。また、稜線などの風が強い場所では、雪が固められ、非常に滑りやすくなっています。このような場所での転倒や滑落は、すぐに停止することができなければ、致命的な遭難となってしまいます。
入山前には、まずは転倒や滑落をしないように、講習会や練習などで、ピッケル操法やアイゼン歩行を習得するとともに、万が一に備え、滑落停止の技術も習得しましょう。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、緊急事態宣言が発令されている地域があります。登山を考えている方は、緊急事態宣言発令の地域に限らず、各地域ごとの最新情報を確認し、慎重な計画と行動をお願いします。
長野県では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、昨年から 「 長野県内入山注意報 」 を継続し、「 登山者への5つのお願い 」 をしています。登山者の皆さんは、十分にレベルを落とした山域を選び、感染防止対策にご協力をお願いします。
長野県内の山岳遭難発生状況(週報)
更新日:2021年3月15日
1.先週の発生
3月11日
松本市 三才山
22 男 道迷い 無事救出
単独で登山中、道に迷い、行方不明となったが、その後自力下山
3月14日
中央アルプス 千畳敷
40 男 雪崩 負傷
4人パーティ―で八丁坂付近を登山中、雪崩に巻き込まれ、負傷
3月14日
北アルプス 乗鞍岳
49 男 雪崩 死亡
49 男 雪崩 負傷
41 男 雪崩 負傷
3人パーティ―で乗鞍岳を登山中、雪崩に巻き込まれたもの
3月14日
八ヶ岳連峰
72 女 転倒 負傷
ツアー登山で天狗岳山頂から下山中、アイゼンを引っかけて転倒、負傷
3月14日中央アルプス千畳敷での遭難現場の状況
3月14日八ヶ岳連峰での遭難現場の状況
2.山岳安全対策課からのワンポイントアドバイス
先週県内では、4件の山岳遭難があり、うち2件は雪崩遭難で、1人が死亡、3名が負傷しています。登山やバックカントリーで立ち入るエリアは、管理された場所では無いため、雪崩や滑落など、常に危険と隣り合わせである認識が必要で、そのため、行動中の危険を事前に予測して回避したり、対応できる知識や技術、装備が必要です。入山する前には、計画する山のリスクを事前に確認するとともに、自身や仲間の技量に見合っているか確認しましょう。
また、県内は暖かい日が続くようになりましたが、標高が高い山域では、天候が崩れると吹雪や降雪になっています。入山前には、天候が良い場合と悪い場合のリスクの両方を確認しておきましょう。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、緊急事態宣言が発令されている地域があります。登山を考えている方は、緊急事態宣言発令の地域に限らず、各地域ごとの最新情報を確認し、慎重な計画と行動をお願いします。
長野県では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、昨年から 「 長野県内入山注意報 」 を継続し、「 登山者への5つのお願い 」 をしています。登山者の皆さんは、十分にレベルを落とした山域を選び、感染防止対策にご協力をお願いします。
登山中に道を踏み外した男性、
誤って子グマ踏み付けか ・・・
右足かまれ負傷
読売新聞オンライン 2021年3月8日(月)
11時36分配信
7日正午頃、新潟県新発田市貝屋の櫛形 ( くしがた ) 山 ( 標高568メートル ) の中腹で、新潟市東区の60歳代男性が体長約50センチの子グマに襲われた。男性は右足をかまれ、切り傷を負った。
新発田署の発表によると、男性は知人3人と登山中だった。道を踏み外した際に、誤って子グマを踏んでしまったとみられる。昨年4月以降、県内でのクマによる人身被害は17件21人となった。
滑落事故でガイド役を書類送検
丹沢から下山、業過致死容疑
共同通信 2021年3月8日(月)
12時29分配信
共同通信
神奈川県山北町で昨年3月、登山をしていた同県秦野市の女性会社員(46)が滑落死した事故で、県警は8日、安全管理を怠ったとして、業務上過失致死容疑でガイド役だった同市の男性(59)を書類送検した。同日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、書類送検容疑は昨年3月21日、丹沢山から下山中の女性を案内する際、事前の計画を変更して危険性が高いコースを通って安全管理を怠り、滑落死させた疑い。
男性は民間団体が認定する 「 登山インストラクター 」 の資格を持っていた。予定よりも遅れていたため危険なコースを通ったと話しているという。
登山中に滑落死
案内役の男性を書類送検
テレビ神奈川 2021年3月8日(月)
13時27分配信
tvkニュース(テレビ神奈川)
山北町の山中で去年、登山をしていた女性が滑落して死亡した事故で、県警は8日、当時案内役だった男性を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
業務上過失致死の疑いで書類送検されたのは、秦野市に住む、団体職員の当時58歳の男性です。 捜査関係者などによりますと男性は去年3月、山北町の山中で、民間の団体が認定する 「 登山インストラクター 」 として、当時46歳の女性の案内役を務めていた際、安全管理を怠り、女性を滑落させ死亡させた疑いが持たれています。
県警が調べたところ、男性は予定より遅れたため当初の計画を変更し、危険性のあるコースを通っていたということです。 また、ザイルやロープなどの道具を使う指示を怠ったことが、事故につながったとしています。
男性は調べに対し、「 安全対策を怠ってしまった。 女性のキャリアを過信してしまった 」 と容疑を認めているということです。
太良町の多良岳で滑落事故
男性救助 【佐賀県】
サガテレビ 2021年3月14日(日)
19時26分配信
佐賀ニュース サガテレビ
14日昼ごろ、佐賀県太良町の多良岳で60代の登山客が足を踏み外し、滑落しました。
男性は約5時間後に救助され、命に別条はないということです。
14日午後0時半ごろ、佐賀県太良町の多良岳で登山に来ていた白石町の60代男性が山から下りる際、登山道から足を踏み外し約20メートル下に滑落しました。
一緒に登山に来ていた妻が消防に通報、男性は山に登った救助隊に引き上げられ、事故から約5時間後、防災ヘリで病院に搬送されたということです。
警察によりますと、男性が落ちた現場は多良岳の山頂近くの木が生い茂ったところで、妻から男性の姿は見えず、声だけが聞こえる状況だったということです。
男性は頭や胸などに打撲などのケガをしたものの、意識はあり命に別条はないということです。
熊本県
国見岳で女性2人遭難 ヘリで救助
熊本朝日放送 2021年3月15日(月)
12時02分配信
KAB熊本朝日放送
熊本県八代市の国見岳で14日、登山をしていた女性2人が遭難し、15日朝に救助されました。
14日午後5時半ごろ携帯電話で 「 国見岳の山頂付近で道に迷った 」 と消防に通報がありました。
警察によると遭難したのは熊本市の22歳の女性2人で、15日朝、警察と消防20人と防災ヘリが捜索に入り、午前7時半前にヘリで救助されました。寒気を訴えていましたが、命に別状はありません。山頂に到着後下山途中に道に迷ったということです。
警察は登山届を出して家族などにも日程を伝え、夜は寒くなるため防寒具を必ず持って山に入るよう呼びかけています。