【 工事中 】 危機管理と危険予測 ・・・ | 大阪ミナミの山小屋(別館)だより

大阪ミナミの山小屋(別館)だより

大阪ミナミの避難小屋 ろっぢ・・・
山と自転車と日本酒が好きな小屋番がお待ちしています。

ちょっと覗いてみようという方、
090-3493-7868 へご予約・お問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乗鞍岳の雪崩 49歳男性の死亡確認

男性2人軽傷 長野・松本

 

毎日新聞 2021年3月14日(日)

23時58分配信

 

雪崩が起きた北アルプス・乗鞍岳の位ケ原付近の現場

= 長野県松本市安曇で2021年3月14日午後0時22分

 

長野県松本市の乗鞍岳で14日午前に発生した雪崩で、長野県警は同日、心配停止状態だった男性の死亡が確認されたと明らかにした。県警によると、男性は滋賀県野洲市の自営業、戸田尚哉さん(49)。

滋賀県在住で40代の男性2人と登山中に雪崩に巻き込まれたとみられる。

【 井川加菜美 】

 

 

 

 

 

 

 

 

乗鞍岳の雪崩で登山者1人が死亡

強風も原因に? 専門家は

 

SBC信越放送 2021年3月15日(月)

20時20分配信

 

SBC信越放送 

 

北アルプスの乗鞍岳できのう雪崩が起き、登山をしていた滋賀県の男性1人が死亡しました。

 

今回の雪崩の特徴と注意点を専門家に聞きました。

 

雪崩は、きのう午前10時ごろ、北アルプスの乗鞍岳で起きた雪崩。

規模は幅およそ200メートル、長さ300メートルほどで、登山をしていた2つのグループの男性5人が巻き込まれました。

 

現場にいた登山者は、「 2人ぐらいはけっこう深くはまっていて、その仲間同士で助け上げて1人が行方不明で、下から登ってきた登山客とスキー客で捜索を始めた 」 と話します。

行方不明の男性1人はおよそ1時間後に心肺停止の状態で見つかりましたが、風が強く、ヘリコプターでの救助は難航。

 

5人のうち4人は自力で下山し、このうち滋賀県の男性2人が顔や腕に軽いけがをしました。

心肺停止の男性は、地上からの救助隊が午後7時前に収容しその後、死亡を確認。

滋賀県野洲市の戸田尚哉さん・49歳と身元が判明しました。

 

現場では、雪崩の前の日にかけて新たに30センチ以上の雪が積もり、なだれ注意報が出ていました。

地元の遭対協の男性も、「 当時の気候は10メートルから20メートルくらいの非常に強い風が吹いていた 」 と話します。

 

また、きのうは中央アルプス千畳敷でも雪崩が発生しました。

 

相次いだ雪崩に日本雪崩ネットワークの理事・出川あずささんは、「 よくある誤解で雨が降って固くなってその上に新雪が降るとその境界面から滑るような表現がよくされるが必ずしもそうではない取材の映像などを見ると雪煙がかなり上がっている、ああいう強い風が吹くと降った雪が風で動いて 『 ウインドスラブ 』 という割れやすい板状の雪ができて起きたタイプの雪崩」と解説します。

ポイントとなったのは強い風で、雪が風に吹かれて 「 スラブ 」 と呼ばれる板状の層ができ、不安定で割れやすい状態になっていたといいます。

 

また、雪崩が起きやすいのは斜度が35度から45度で、風の影響を受けやすく地形が不安定で雪の重みを支えづらいような場所で、こういったところは避ける必要があります。

 

もう一つ雪山で重要なのが、危険を分散し仲間同士が連携する 「 グループマネジメント 」 です。

出川さんは、「 雪崩地形の中に入る人数と時間を減らすなど仲間をうまく動かすのがリーダーの役割だったりする、大きく報道された2017年の那須岳の高校生が亡くなった事故の一番大事な点は雪崩地形とグループマネジメントに大きな教訓を残しているということ、雪が多く降ったと考えたらゆるい斜度を選ぶ、雪崩地形を避けて登る安全なルートを選ぶ、これが一番大事な点 」 と指摘します。

 

雪崩にも起こりやすい条件や対策があり、日ごろから知識を身につけておくことも命を守ることにつながりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

雪崩に巻き込まれる

滋賀県の49歳男性が死亡 男性2人けが

北アルプス乗鞍岳に日帰りの予定で入山

 

NBS長野放送 2021年3月15日(月)

12時44分

 

雪崩に巻き込まれる 滋賀県の49歳男性が死亡 男性2人けが 北アルプス乗鞍岳に日帰りの予定で入山

 

14日午前、北アルプスの乗鞍岳で雪崩に巻き込まれ心肺停止の状態となっていた男性の死亡が確認されました。

 

雪崩が起きたのは、標高2400メートルの乗鞍岳の中腹で、14日午前10時ごろ、登山者から 「 雪崩が発生し、数人が巻き込まれた 」 と通報がありました。

 

巻き込まれたのは、2つのパーティーの5人で、近くにいたスキーヤーなどが救助にあたり、このうち、滋賀県野洲市の戸田尚哉さん(49)は雪の中から発見されましたが、心肺停止の状態でその後、死亡が確認されました。

 

他の4人は自力で下山しましたが戸田さんと同じパーティーの滋賀県の男性2人が軽いけがをしました。

 

3人は日帰りの予定で乗鞍岳に入山したということです。

 

現場は前日に雪が降り、乗鞍上高地地域には雪崩注意報が出ていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「表層雪崩」 か 県内で相次ぎ1人死亡

乗鞍岳で幅200m、長さ300m規模

「今の時期起こりやすい」

 

NBS長野放送 2021年3月15日(月)

19時12分配信

 

 

長野放送

 

長野県内で雪崩が相次ぎ、乗鞍岳では1人が死亡しました。いずれも固まった雪の上に積もった新雪が滑り落ちる 「 表層雪崩 」 とみられ、県警はこの時期に起こりやすいとして注意を呼びかけています。

 

14日、乗鞍岳で起きた雪崩。登山中の5人が巻き込まれ、1人が死亡しました。

 

雪崩が起きたのは標高2400メートル付近で幅およそ200メートル、長さ300メートルの規模でした。

 

通報・救助に当たったスキーヤー :

「 あっという間ですよね。振り向いたら全員埋まっていた。実際、その場にいるとかなりの恐怖感 」

 

また、14日は中央アルプスの千畳敷カールでも雪崩が発生し、4人が巻き込まれました。いずれも 「 表層雪崩 」 とみられます。

 

「 表層雪崩 」 は固くなった雪の上に新雪が降り積もり、その表面の雪が滑り落ちる現象です。

 

14日のように急に気温が上がる場合などに起きやすくなります。

 

県警が認知した雪崩は、2016年からきょう3月15日までに19件。そのうち12件が2月と3月に集中しています。

 

県警は今後も注意が必要だと話します。

 

長野県警 山岳安全対策課・櫛引知弘次長 :

「 気温が上がったり、それなりの傾斜があったり条件が重なると ( 雪崩が ) 起きやすい。( 今後 ) 里があたたかくなってきても、標高の高いところでは雪が降ったりするので、必要な知識や装備がないなら入山は控えるべき 」

 

一方、今月4日に新潟・糸魚川市で発生した大規模な地滑りは、急激な雪解けが原因の1つとみられます。

 

今年、雪が多かった地域もあり、気象協会はこれから5月にかけ雪解けによる地滑りや土砂崩れにも注意が必要としています。